遠州秋葉山に関連する全国の神社や寺院で、12月15・16日に毎年恒例で開かれている「火まつり」に初めて参加してきました。
秋葉山は山岳信仰と火伏せ信仰で全国に広く知られ、「秋葉参り」として多くの参拝者が集った歴史ある霊山です。
山頂にある「秋葉山本宮秋葉神社」では夜10時過ぎから、三人の神職によってそれぞれの弓の舞・剣の舞・火の舞の三舞を見ることができるということと、それよりも少し早い夜9時から、「秋葉寺(しゅうようじ)」では護摩供養行事で火が焚かれ、最後は「火渡り」に参加できると聞きました。


秋葉山は毎月登っていますが、今回は夜中ということもあり天竜スーパー林道にて秋葉神社第一駐車場まで車で登りました。
既に多くの車が闇の中に停められていましたが人影は全く見当たらず、ぼんやり灯る常夜灯が連なる階段を登っていきます。


火まつりに合わせてご祈祷をしてもらう人が、社務所に多く集っていました。
私はお参りしてから、先に行われる秋葉寺へ暗闇の表参道をライトの灯りを頼りに下山します。
試しにライトを消してみると、本当に真っ暗闇になって歩くことができません。
毎月歩いていても味わえない空気感を味わいながら、すぐに秋葉寺に到着です。


いつもは誰もいなくて閑散としている秋葉寺に、たくさんの人が集まって賑わっていることだけで不思議な感覚になります。
しかも真夜中です。
宿坊として立派に機能していることが、まるで夢の中にいるような感じでした。
ボードの裏には、精進料理(18:30より 1.200円)や五平餅・豚汁もあることが書かれていました。
早い時間から参加できてたら是非いただきたかったです。
20:30から大黒天ご祈祷が大黒殿の中で行われ、そのあとの餅投げでは、殺到する人に呆然としていたら1つも取ることができませんでした。






やがて、凧をつないだ紐が切れて落ちると、御利益を求めて再び多くの人が殺到していました。
それまで「寒い寒い」言ってた人たちが、火の勢いに「熱い熱い」と言い出します。
炎の勢いはすごい迫力で、風によって形を変える様は生命を宿っているかのようにも見えました。




特に手続きなど必要なく、準備のできた人から次々と火の中を裸足で渡っていきます。
せっかくなので私も「火渡り」を初めて経験させてもらいましたが、熱いというより温かい感覚で、貴重な体験となりました。

秋葉寺の火まつりが終わると、靴を履き直した人から山頂の秋葉神社へ次々と登り始めます。
舞いが行われる「神楽殿」前には、報道関係の人でしょうか、既に場所取りで脚立も立てられています。
空を見上げるときれいな星がたくさんきらめいていました。
雪も舞い始めた寒空の中、祭典が始めるのをただ立って待つのがつらいところ。
口々に「寒い寒い」という声が漏れ始めます。
みなさん帽子やマスクなどで顔が見えないぐらいに覆って防寒しています。
一番冷えてつらいのは足裏で、厚めの靴下が必要でした。

弓の舞と剣の舞が厳かに行われたあと、いよいよ火の舞が行われます。
火の舞になると照明が全て消され、漆黒の闇の中で行われます。
階段の下にいたので見られませんでしたが、神職が御本殿の奥深く奉安されている万年の御神燈から火を移した松明を神楽殿に移します。


多勢の人が集まっている中なので、とても撮影できる状況でなく、舞いの画像は諦めてしっかり目に記憶させてきました。
画像や動画は、神社のHPや他サイト・ブログで多く見られますので、そちらでご覧下さい。
秋葉山の信仰の歴史を、展示会などでも見させてもらい、実際に「火まつり」を体験できたことはとても有意義なひとときでした。

秋葉山は山岳信仰と火伏せ信仰で全国に広く知られ、「秋葉参り」として多くの参拝者が集った歴史ある霊山です。
山頂にある「秋葉山本宮秋葉神社」では夜10時過ぎから、三人の神職によってそれぞれの弓の舞・剣の舞・火の舞の三舞を見ることができるということと、それよりも少し早い夜9時から、「秋葉寺(しゅうようじ)」では護摩供養行事で火が焚かれ、最後は「火渡り」に参加できると聞きました。
激しい火と風により舞い上がる凧(秋葉寺)
山岳信仰と神仏習合の神「秋葉大権現」(秋葉寺)
秋葉神社上社第一駐車場を利用
秋葉山は毎月登っていますが、今回は夜中ということもあり天竜スーパー林道にて秋葉神社第一駐車場まで車で登りました。
既に多くの車が闇の中に停められていましたが人影は全く見当たらず、ぼんやり灯る常夜灯が連なる階段を登っていきます。
秋葉神社 西の神門もいつもと違う雰囲気
神門を過ぎると徐々に明かりと人の気配が
火まつりに合わせてご祈祷をしてもらう人が、社務所に多く集っていました。
私はお参りしてから、先に行われる秋葉寺へ暗闇の表参道をライトの灯りを頼りに下山します。
試しにライトを消してみると、本当に真っ暗闇になって歩くことができません。
毎月歩いていても味わえない空気感を味わいながら、すぐに秋葉寺に到着です。
秋葉三尺坊大権現大祭のスケジュール
「天狗汁」が無料で配られていて美味しくいただきました
いつもは誰もいなくて閑散としている秋葉寺に、たくさんの人が集まって賑わっていることだけで不思議な感覚になります。
しかも真夜中です。
宿坊として立派に機能していることが、まるで夢の中にいるような感じでした。
ボードの裏には、精進料理(18:30より 1.200円)や五平餅・豚汁もあることが書かれていました。
早い時間から参加できてたら是非いただきたかったです。
20:30から大黒天ご祈祷が大黒殿の中で行われ、そのあとの餅投げでは、殺到する人に呆然としていたら1つも取ることができませんでした。
まず御神木の下に火が運ばれてきて焚かれる
一人の山伏が白い凧を抱え護摩壇に立つ
護摩壇に火が入れられる
火の勢いが強まる中、凧を舞あげるタイミングを待つ
火と風によってついに凧が舞い始めた
高く上空に舞い上がって広がると歓声が
やがて、凧をつないだ紐が切れて落ちると、御利益を求めて再び多くの人が殺到していました。
それまで「寒い寒い」言ってた人たちが、火の勢いに「熱い熱い」と言い出します。
炎の勢いはすごい迫力で、風によって形を変える様は生命を宿っているかのようにも見えました。
火の粉が舞う夜空が美しい
読経や真言が唱えられたり、刀で切ったりして火防の祈りが続きます
徐々に火の勢いも小さくなってきました
次々と火渡りが行われる
特に手続きなど必要なく、準備のできた人から次々と火の中を裸足で渡っていきます。
せっかくなので私も「火渡り」を初めて経験させてもらいましたが、熱いというより温かい感覚で、貴重な体験となりました。
渡り終わると記念品がいただけました
秋葉寺の火まつりが終わると、靴を履き直した人から山頂の秋葉神社へ次々と登り始めます。
舞いが行われる「神楽殿」前には、報道関係の人でしょうか、既に場所取りで脚立も立てられています。
空を見上げるときれいな星がたくさんきらめいていました。
雪も舞い始めた寒空の中、祭典が始めるのをただ立って待つのがつらいところ。
口々に「寒い寒い」という声が漏れ始めます。
みなさん帽子やマスクなどで顔が見えないぐらいに覆って防寒しています。
一番冷えてつらいのは足裏で、厚めの靴下が必要でした。
神職が「神楽殿」へ下りてきました
弓の舞と剣の舞が厳かに行われたあと、いよいよ火の舞が行われます。
火の舞になると照明が全て消され、漆黒の闇の中で行われます。
階段の下にいたので見られませんでしたが、神職が御本殿の奥深く奉安されている万年の御神燈から火を移した松明を神楽殿に移します。
聖なる火が運ばれてきました
目の前を御神燈が通りました
多勢の人が集まっている中なので、とても撮影できる状況でなく、舞いの画像は諦めてしっかり目に記憶させてきました。
画像や動画は、神社のHPや他サイト・ブログで多く見られますので、そちらでご覧下さい。
秋葉山の信仰の歴史を、展示会などでも見させてもらい、実際に「火まつり」を体験できたことはとても有意義なひとときでした。
2017/12/14
記念の御朱印もいただいています