宝物の風景～はままつの空と物見遊山

2020年の下半期は、激しい雨が降ったりやんだりのくりかえしで始まりました。
青空が恋しくなる梅雨空が続いていましたが、奇跡的に一日だけ天気が回復した日に秋葉山に行くことができました。




前日前夜にかなりの雨が降ったので、土砂災害のリスクなども十分注意して秋葉山表参道駐車場に向かいました。
こういう条件のときは、慣れ親しみ知り尽くしている秋葉山一択になります。





天竜川や気田川は茶色の泥水があふれそうになりながら大量に流れていて、静岡県内の山側の降水量が多かったことがよくわかりました。






杓の底を開けて奉納することで安産祈願となる子安地蔵、実はこの場所でこのようなシチュエーションになる予感がありました。
登山時は黙々と自分の足元を見ていることが多いですが、刻々と変わる光が作り出す風景を見逃したくはありません。
また、朝陽が射しこむ早朝の時間帯を好んで歩くのも、この風景が見たいからというのもあります。









「茅の輪くぐり」は7月のお盆あたりまでの期間限定で、無病息災や厄除け、家内安全を願う儀式なので嬉しいタイミングでした。





下山する際は多くの人とすれ違いました。
考えることは皆同じともいえますが、それだけ秋葉山は整備されているし慕われている証だと思います。
坂下宿まで下りて山道を抜けると再び青空とご対面です。





翌日から再び梅雨空に戻って一週間続くという予報です。
しかし、それを抜ければ梅雨明けになるかもしれないということです。
次は暑い夏が待っています。