宝物の風景~はままつの空と物見遊山

「宝物の風景」は浜松健康院のプライベートブログです。何気ないけど心に残った風景を撮影して記録しています。

宝物の風景回顧録・山頂に神様が祀られている山

昔から山は信仰の対象とされ、神社やお寺が多く建てられ、多くの人が険しい参道を歩いて参拝してきました。
遠州地方の山々も例にもれず、多くの山に寺院がありますが、山頂に祠がある山は限られていると思い、自分の行ったことがある範囲内でピックアップしてみました。
ただ山にあるのではなく、山の頂にあることが条件です。

■ 浅間山

三遠南信道路の渋川寺野のインターチェンジから北に位置して、愛知県との県境の稜線上にあるのが浅間山(せんげんさん)です。
その位置関係から、城山と弓張山とセットで縦走されることが多い山で、山頂三角点はありませんが、地元の方が「よく効く神様」と称する祠が祀られています。

宝物の風景回顧録・山頂に神様が祀られている山

浅間山山頂の祠



■ 千葉山

大井川の東、島田市から身近な山が「千葉山」で、山頂(496m)には阿修羅坊大権現が祀られた千葉山智満寺奥之院があります。
阿修羅坊は「坊」がついていることからもわかりますが天狗で、遠州地方の山と天狗は深い関りがあります。


山頂周辺には「十本杉」があり、その一本の下には阿修羅坊の像も立っています。

宝物の風景回顧録・山頂に神様が祀られている山

阿修羅坊が祀られた智満寺奥之院

宝物の風景回顧録・山頂に神様が祀られている山

阿修羅坊像が立つ雷杉:画像クリックで拡大


■ 粟ヶ岳

掛川のお茶の山として知られる「粟ヶ岳(あわがだけ)」山頂には、立派な「阿波々(あわわ)神社」があり、裏には三角点(532m)もあります。
山頂一帯の阿波々神社の境内には、遠州七不思議の中の一つ「無間の井戸」があったり、磐座(いわくら)があるので、信仰の山というか神話の山のようなイメージがあります。

宝物の風景回顧録・山頂に神様が祀られている山

阿波々神社境内は神話の世界



■ 遠州森町本宮山

遠州森町の小国神社の奥宮である「奥磐戸神社」が山頂にあるのが「本宮山」です。
小国神社からはかなり離れていますが、山好きの人には絶好のハイキングコースになっています。

宝物の風景回顧録・山頂に神様が祀られている山

長い道のりを経て本宮山山頂の奥磐戸神社へ



■ 上の浅間山

「かみのせんげんさん」と読みます。山頂には12体の石仏が並ぶ珍しいもので神秘的です。
これが、北に向かって置かれていることにとても興味が湧きます。
というのも、山に置かれている祠の多くは南、おひさまのある方を向いているものだからです。

宝物の風景回顧録・山頂に神様が祀られている山

北に向いて並ぶ仏石が圧巻



■ 湖西連峰・坊ヶ峰

2022年はこの山からスタートしました。
本坂峠から北に少し上がったところが坊ヶ峰の山頂ですが、遠方から見てもその急角度はわかるぐらい急登です。
「浜名西国三十二番札所 正観世音菩薩」の裏に「正一位秋葉神社」が祀られていて、三角点(445m)もすぐ近くにあります。
2020年の12月のきれいな雪景色の中の風景がとても印象深く残っています。

宝物の風景回顧録・山頂に神様が祀られている山

雪の中の坊ヶ峰 2020年

宝物の風景回顧録・山頂に神様が祀られている山

裏には秋葉神社が祀られている




■ 三ツ瀬明神山

自分にとっては敷居の高い山で、まだ2回しか登っていないのが「三ツ瀬明神山」です。
男性的とよく言われる特徴的な山の形が、遠方の山々からもよく確認できてすぐにわかります。
ハシゴやクサリのある激しい山道を登った先に、山の名前と同じ明神様が祀られていて、その横には三角点(1,016m)があります。

宝物の風景回顧録・山頂に神様が祀られている山

宝物の風景回顧録・山頂に神様が祀られている山

山のイメージからいって大明神様だ



天竜区の「枯山」の北の位置にある「天日山」は、山頂に限りなく近い場所に名称不明の神社がありますが、明らかに一段下の場所なので今回は入れませんでした。
春野町の神宮池がある「高塚山」も、山頂自体が不明瞭で一段下に下りた場所に祠があるので外しました。

肝心要の「秋葉山」が抜けていると言われるかもしれませんが、私の中では秋葉神社は山頂ではなく、秋葉山山頂は無線中継所と三角点(941.5m)がある場所だと思っています。
超個人的見解ですが、ここはこだわって外させてもらいました。



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