▲ ▼ ハグロトンボを観察
翅を閉じた状態からゆっくり広げて一気に閉じるを繰り返す
トンボなのにチョウチョのように舞うのが特徴のハグロトンボ。最近の観察では、上の画像のように止まっているときに翅を閉じたり広げたりすることを知りました。この翅を閉じたり開いたりする姿が、人が手を合わせて祈る姿に似ていることから、「神様トンボ」「極楽トンボ※」「仏トンボ」などの別名があるそうです。また、黒いトンボは神様の使いであり、お盆の時期によく見かけるために、ご先祖様の魂がトンボになって帰ってきたという説もあるそうです。
(※一般的な「極楽トンボ」の意味は呑気な者をからかう言葉です)
よく見る姿から
体を丸めたと思いきや
一気に体を反らす サソリのようだ
20日(日)に森の水車公園内の池でハグロトンボを見つけ撮影していると、奇妙な動きをしているのに気づきました。いつもは体がピンと伸びた形でいるのに、まるで尺取虫のようにクネクネと動かしているのです。奇妙な体操をしているようで、ちょっとキモくて不思議な光景を初めて見ました。
こんなことがあるのだろうかと思い調べてみると、どうも交尾や産卵のときにハグロトンボはこのような動きをするようです。1匹で行っていたので産卵をしていたのだと思います。
珍しいものが見られたとの同時に勉強にもなり、朝の散歩時の観察が有意義なものとなりました。