戦国時代の舞台となった城跡が残る、
天竜二俣の街を歩いてきました。
二俣城趾・旭ヶ丘神社参道を歩く
GPSによるコース図
天竜二俣には、光明寺を含む「天竜の森ハイキングコース」があり、当ブログで紹介させてもらいました。
今回はそれよりも南方、街中を含む
「二俣城趾」と
「鳥羽山公園」、
「田代家」、
清瀧寺の「信康廟」を周回します。
全長6キロの中に、見所が凝縮されています。
コース図の中には、画像も多く入っていますのでご覧下さい。
駐車場は二俣小学校前にあるものを利用すると便利
まず「
二俣城趾」に向かい、城下公園から階段を登り、稲荷大明神の鳥居をくぐります。
登りきって右に向かうと「二俣城趾入口」の表示がありますが、稲荷大明神側から入ることになるので、そのまま進みます。
駐車スペースのある所から
「城山公園」に入っていきます。
案内図や説明書きが多く設置してあります。
二俣城趾・城山公園 入口
橋の上を渡って左が旭ヶ丘神社 道なりに進むと二俣城本丸
橋の下を進むと急な階段があり、降りると稲荷大明神へ向かう道と合流します。
旭ヶ丘神社は、
「北曲輪」と呼ばれた場所にあります。
山頂の広場は「本丸」だった所 天守台が残っています
上の画像の右手にあった三角点で記念撮影
天守台の石垣の前で記念撮影
迫力のある石垣の天守台が歴史を語るようです
「鳥羽山公園」への道標に従って進むと、
稲荷大明神の裏手に出ます。
左手の正面に回ると、そこは
「二の丸」だった場所です。
元の道に戻って山を下っていき「堀切」を通過しますが、「マムシ注意」の看板があるのが納得できるような道です。
左手の東屋を過ぎると天竜川の堤防上に出ます
私は堤防から下りて歩いて、鳥羽山公園上り口の所で合流しました。
堤防の下に
「八幡神社」が見えたので寄っていきました。
右:堤防上の道 中央:堤防下からの道 左:鳥羽山公園への入口
左手に山道取り付け
わかりやすい現地案内図
案内図のとおり、登っていくと
「わんぱく広場」に到着し、
「搦手門(からめてもん)」から
「本丸広場」に入ります。
緑の多い気持ちの良い公園で、
鳥羽山城趾でもあります。
「枯山水庭園跡」や
「土塁」を生かした散策道・ローラーすべり台などもあり楽しめます。
「笹曲輪(ささくるわ」の
見晴広場、
「本丸」南の大きな
展望台からの展望も良いです。
(画像はコース図内でご覧下さい)
「東門跡」からの入口
展望台から見た公園全景
「大手門跡」から出て
「大手道」を下って舗装路に出ます。
少し戻ると駐車スペースがあり、トイレ・自販機・電話ボックスがあります。
東へ下って行くと、右手に「江戸時代建物 散策休憩施設 田代家 徒歩4分」の案内板があり、再び山道で下ります。
田代家の裏手から入っていき、井戸や冠水門、天竜川の筏(いかだ)、などが見られます。
午前10時から午後4時まで、無料で見学ができます。
そのままトンネルを通って二俣の街中にも出られますが、私は登り直して舗装路を下りました。
二俣の街中を通って、「城下公園」、駐車地点を通過して
「清瀧寺」へ向かいます。
所々道幅が狭く、車の交通量が多い通りなので注意して歩いてください。
画像クリックで拡大
上の画像の
「金の生る木の伝」の石碑と説明書きの場所から、狭い階段を登ると「清瀧寺(せいりゅうじ)」の山門前です。
清瀧寺の山門
左手奥に進むと「信康廟(のぶやすびょう)」があります
信康廟とは「岡崎次郎三郎信康(徳川家嫡男
松平信康)」のお墓
門の中には入れません
墓地園の山道を登って上から拝見
信康は二俣城にて切腹したとされていますが、生存説もあり、
「八尺坊」として天竜の山奥で過ごした話を紹介したこともあります。
ラクダ山山頂近くの八尺坊のお墓を、苦労して訪ねたのは良い思い出です。
清瀧寺には、他にも
「本田宗一郎」が早飯のためについた鐘や、
徳川家康御手植の蜜柑の分木などがあります。
清瀧寺の井戸櫓
井戸櫓(いどやぐら)は、諏訪神社の方へ下っていくとあります
二俣城にあったものを復元したもの
清瀧の滝と池、「信康堂」「塩地蔵」「諏訪神社」「本田宗一郎ものづくり伝承館」などがこのエリアにあります。
数台の駐車スペースがありますが、長時間の使用は禁じられています。
すぐ近くの二俣小学校前の駐車場に戻ってウォーキングの終了です。
統計データを見ると、
6kmを2時間53分で歩いていて、
歩数計は11.252歩でした。
歴史的にも価値のある、ふるさとの街を歩くのは楽しいものです。
井伊谷に続いての街歩き、(一部山歩き)はいかがだったでしょうか?
歴史的背景は省略させてもらいましたが、ふるさとの歴史に興味を持つ良いきっかけになれば幸いです。
私もこの歳になって歩くことではじめて知ったり、興味を持って調べ、趣味が広がっています。
気軽な装備でも歩けますが、マムシ注意の部分もあるので注意は必要です。
熱中症予防のため、水分確保と着替えやタオルはお忘れなく。