朝のラジオで2日続けての晴天は久しぶりと話しているのを聞きながら向かったのは
湖西連峰でした。ここのところの山歩は曇り空ばかりだったので、青空の下を気持ちよく、たっぷり歩きたいと思っていました。
想像以上に過酷だった縦走往復
GPSコース図(二川・東山は反時計周り)
湖西連峰は今まで南北に縦走したことはありましたが、東西に縦走してみようということで、最も東の地点となる
「東雲寺」を起点としました。工事中でしたが、戦いの神である
「摩利支真天」を参拝してスタートです。
「神座古墳群」から「嵩山」へ いきなり急登
嵩山(すやま)は170mで、東方の見晴らしを期待していたものの白く霞んでいました。下って
梅田峠に出るまでも巻き道ではなくアンテナの立つ小ピークを越えました。低山とはいえ、いきなり2つのピーク越えです。
「仏岩」から東方の見晴らし
「ラクダ岩」から浜名湖を眺める
湖西連峰の中でもこの山域はとても人が多く賑やかです。
「神石山」山頂も既に多くの人がいたので往路では通過だけにして先を急ぎました。人が多い山は避ける傾向があるのですが、挨拶を交わすのは気持ち良くて嫌いではありません。高校のワンゲル部も勢いよく歩いていました。
神石山山頂の案内で、普門寺から神石山の自然歩道を閉鎖したので、普門寺峠経由を経由するように書かれていました。
普門寺峠へ向かう
普門寺峠に着くと、普門寺側への下山口に豊橋市役所と普門寺の連名で「8時から16時以外の下山禁止!」と書かれた立て札が設けられていました。詳細なコメントは避けたいと思いますが、もう普門寺に行くことはないです。
はじめてのルート 美しい自然歩道
山頂ということを意識せずに通過してしまいましたが、三河と遠江の国境となる境目の城があったという「
船形山」を越えて船形山のコル(峠)まで行くと、有名な「
葦毛湿原(いもうしつげん)」への分岐点です。今回は縦走ということで寄りませんが、近日中にも行ってみたい所です。
ここから先はやたらと枝道が多くなるのですが、葦毛湿原への下山口が多かったり、ピークを避ける巻き道などが混在しているようです。
急登で振り返る東方の眺め
山頂とわからずに通過した「座談山」
低山の連なりでも急登がくり返しあり、「
座談山」「
雲谷山(二川TV中継所)」のピーク越えは暑さもあって大変でした。虫も多くて手で払いながら歩くのでイライラしてきて、ピークの開けた場所は特に虫が多く飛んでいるので急ぎ足になり、山頂表記に気づきませんでした。
これから向かう山々が見える
二川の街を見下ろせる開けた場所
アップダウンの厳しい道のりは続く
風越峠を越え山名のないピークが一番印象に残った
先週歩いた赤岩自然歩道の稜線が北方に見えた
西方に目を移すと豊橋の街
後方(東)は歩いてきた稜線がよくわかる
葦毛湿原への分岐もある「
風越峠」の次のピーク上には大きな岩があり、解放感抜群の見晴らしも良くて、今回の山行の中で一番気に入った場所でした。トップ画像もここで撮影したものです。
三角点(250.7m)にて 折り返しも近い
山なのか峠なのかはっきりしなくて違和感ありまくりの「
東山(松明峠)」は広場になっていて、大人数の女子グループと二人連れの女性(気づけば女性だらけ!)で賑やかでした。疲れているのにバテてる姿を見せるのが恥ずかしくて(馬鹿だね)、すぐに周回ルートの「
東山自然歩道」で下山を始めました。
二川の街中を回って「
二川自然歩道」で登って戻ってくる予定でしたが、他の山中のルートよりも道迷いが不安でした。大きなミスルートなく登山口を見つけましたが、疲労をかなり感じ始めていました。
詳細はGPSコース図をご覧ください。
復路は歩くのに必死
足を止めてチョウ(ダイミョウセセリ)を撮影
東山(松明峠)への二川自然歩道の登りで山頂にいた女性グループとすれ違いました。復路に入って急登になると足が悲鳴をあげてきて、左足がやばいと思って注意していたらいきなり右足が攣りました。これだけの長距離になると足の負担も大きく、休ませながら歩き続けるしかありませんでした。ただ、女性が歩いていることが多くよくすれ違うので(またかよ)みっともない姿は見せられないと頑張れたような気もします。
復路の神石山山頂からの浜名湖
「
神石山」まで戻ると、既に誰もいませんでしたが自撮りする元気はなく、「
仏岩」からの下りで足に限界がきました。そこで泣く泣く
梅田峠からは
嵩山には登らず、北側の巻き道の林道で
神座古墳群へエスケープしました。(地図参照)
厳しい道のりも充実した山行だった
いくつかの有名山行記録サイトを見ると、この長い縦走ルートは片道を歩いて電車で戻るという方法をとる方が多いようです。せっかくの山道なので往復にこだわってしまうのが自分のスタイルですが、また少しアレンジもしてやってみたいと思っています。
※ 湖西連峰を南北の縦走往復した記事