宝物の風景~はままつの空と物見遊山

「宝物の風景」は浜松健康院のプライベートブログです。何気ないけど心に残った風景を撮影して記録しています。

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

菰張山山頂三角点

GPSコース図:右上クリックで拡大

周智郡森町の門田から鍛冶島の里山の中にある「半夏生(はんげしょう)」の群生地を抜け、山を下りきって民家の横に出てくると、そこに「三滝(みたき)」入口の案内板がありました。
せっかくだからと思って入っていくと、休憩用のベンチがあり、その奥に滝が見えました。

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

休憩するには最高のロケーション

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

思ったよりも立派な滝でした

県道399号に出て北上し、大きく右に曲がったところで左に入る細い舗装路があります。

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

県道399号沿い 大自然を感じる風景

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

道路脇に小さい道標

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

雰囲気からいって階段が登山口?

画像の階段は使われている気配がなく、確認で上がってみましたが、ヤブで進める様子はありませんでした。
舗装路を上がっていくのが正解です。

山登りの好きな人間がやりがちなことで、薄い踏み跡でもあれば入りたくなってしまいます。
冷静に考えれば、この「菰張山林道コース」はサイクリングコースとの併用なので、自転車が走れる道を進むのです。

しかし、この坂道はかなり急勾配で厳しいものです。
最近の自転車は高性能だと思いますが、またがってずっと漕ぎ続けられる人はいないのではないでしょうか?
そのぐらいの長い急坂で、歩きでも体力の消耗が激しかったです。
途中2度自動車が下ってきましたが、落ちてきたと言った方が合ってるぐらいの勢いでした。

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

かなり上がってきました

木陰にハチの巣があるようで、羽根音を警戒して静かに歩いたところもありました。
分岐点に出たら直進しますが、左手には多分一番奥であろう民家があります。

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

未舗装となり、林道っぽくなってきます

ダートになってからの最初の分岐点は左に進みましたが、多分どちらに行っても合流するのではないかと思います。
自分が歩いた左の道はショートカット用と思われます。
次の分岐点が合流地点で、左へ進みました。
その地点がマップ上でどこと指せないので省略させてもらっています。
(※ 2019年7月にこのルートを往復して本コースとショートカットコースを確認 地図も有)


半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

小屋の左手からの道と合流する分岐点

勾配が緩やかになって歩きやすくなります。
合流する道は、「半夏生」の門田地区から来ていることが地形図でわかります。

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

荒れた林道 再びきつい坂道になります

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

この分岐点は左へ回ります  右は太田川ダムへ下ります

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

道幅はかなり狭くなりました

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

展望地に着きましたが霞んでしまっています

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

菰張山の説明書き看板 左手から入ると山頂三角点

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

スポットライトを浴びたかのような三角点(614m)

武田信玄との戦いに敗れて逃げてきた徳川家康が、この山頂で一休みしている間にちりちりになった家来たちが集まってきました。
家康を逃がすために、武将の一人が「菰(こも)」を集めて張り巡らし、家康の陣営に見せかけ、激しい殿(しんがり)戦を行ったことから「菰張山」という名がつきました。

「菰」とは「薦」とも書き、水辺に生えるイネ科の多年草マコモの古名で、それを粗く編んでつくったむしろをいいます。
酒樽(さかだる)にくくりつけたり、乞食(こじき)がいつも薦をかぶっていたところから「薦被(こもかぶり)」という言葉が生まれたそうです。
菰といい、殿といい、現地では全くチンプンカンプンで帰宅後に調べてようやくわかりました。

山頂からはひたすら林道を下ります。
途中に分岐点が多くありますが、作業道と思われるので、ただ直進で下っていけば良いです。

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

地図上で最北端の折り返し地点

長い林道を下っていくと舗装路と合流する分岐点に出ます。
ここを左に回り込んで「曲尾(まがりお)」に向かいます。

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

この分岐点は左(天方)方面へ進みます

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

曲尾の湧水

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

曲尾神社跡

曲尾林道は緩やかな下りがひたすら続きます。
「曲尾の湧水」は、水の冷たさに驚き、顔を洗うと最高に気持ちよかったです。
やがて未舗装になり、「曲尾神社跡」を通過します。

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

ひたすらに ただひたすらに歩き続けます

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

ようやく「門田橋」の分岐点に戻ってきました

地図を見てもらえば、最北端の折り返し地点から「門田橋」の分岐点まで、長い長い距離がわかると思います。
緩やかな下りといえ、まだ靴もなじんでいないため足先が痛くなりました。

サイクルツーリング併用のコースというのも納得できます。
この緩やかな登りならば、自転車にずっと跨ったまま行けます。

車を停めた鍛冶島の「日月(じつげつ)神社」に戻るのに、ずっと舗装路になる下田(しもった)経由よりも、半夏生群生地の中を通る門田経由を選んだのは言うまでもありません。(前記事を参照

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

県道399号の鍛冶島のバス停

7月上旬から8月上旬まで、ブルーベリー狩りができるようです。
半夏生といい、少し時期が遅かったです。
来年は是非7月の初め頃に訪れてみたいと思います。

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

次のバス停が日月神社前 奥に見える道を入ります

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

最後の力を振り絞って登ります!

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

夫婦御神木

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

圧倒的な立派な杉の木

半夏生の里から菰張山へ②徳川家康ゆかりの山の長い長い林道ウォーキング

百度参りで数を数えるためのもの?

地域で大事にされていることを感じる落ち着いた神社です。
今回の旅の無事帰還を感謝し参拝しました。

GPSデータでは、総距離19.5km、所要時間6時間24分、毎時3kmで歩きました。
歩数計は29.814でした。
全体的にひたすら林道を歩いたというイメージで、山を登ったという感じはしないコースでした。
ただ、その長い距離で歩いた実感は十分過ぎる程味わえました。

汗はびっしょりかきますが、森の中は木陰があったり、心地よい風が吹いたり、冷たい湧水があったりで、炎天下の街中を歩くより全然気持ち良いです。
熱中症対策の準備を万全にすれば、夏でもウォーキングは楽しめますよ。


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