新宮池を一周したら晴れてきた
春野ふれあい公園を起点に東海自然歩道に合流して、海抜500mの高地にある新宮池(しんぐういけ)と、隣接する高塚山(660m)を歩いてきました。
高塚山の三角点(633.1m)
GPSコース図(高塚山は反時計周り)
起床時には雨が降っていましたが天気は回復する確信があり、春野ふれあい公園に向かう途中ですっかり青空が広がりました。
スタート時は雨の心配はなくなり、灼熱の中を長距離歩くことを覚悟していました。
春野ふれあい公園から犬居城址を見上げる
犬居橋 東海自然歩道で往く
気田川の流れ
東海自然歩道を全て歩こうとは思わないのですが、遠江と奥三河のエリアは制覇したいという気持ちになってきました。
まだ歩いていない犬居から春埜山までの区間のうち、中間地点となる新宮池までと、次のことを考えて少し先まで足を延ばしておこうと考えました。
新宮池までの東海自然歩道は全て舗装路でした。
国道362号線から離れ不動川沿いを歩く
山中に入ると思った以上の急坂
先週の天竜美林コースを思い出す
黒い雲が気になる
新宮池に到着:画像クリックで説明書き
大祭に使われる船
池の中央から何か出てきそう
池は遊歩道で周回できるようになっていて、久しぶりの土や草の感触が嬉しかったです。
静かな水面を眺めていると、諏訪湖と繋がっていて竜蛇が行き来している姿がしっかりと想像できるから不思議です。
到着時は曇り空でしたが、一周したら冒頭の画像のように青空に変わって一気に明るくなり、元気も回復してきました。
新宮神社を参拝
参考にした新宮池から高塚山へ登る山行記録を見ると、西から東へルートを取るものばかりでした。
しかし、山頂から東尾根の「八坂神社」のルートがしっかりしているという情報と、地形図を見た判断で登りがきつく下りが緩やかな方が歩きやすく好きなので、東海自然歩道で先に東に回り込むことにしました。
より東海自然歩道を長く進めることにもなります。
ここからは待望の山道ルート
緩やかな下りの山道
高塚山の南方の春野町砂川で再び舗装路に変わりますが、この道からの展望は素晴らしく、ずっと楽しめて歩けました。
中央の木が凄い!
春埜山の眺めが素晴らしい!
東海自然歩道から離れて、急坂の舗装路林道を上がっていくと登山口のある「八坂神社」があります。
林道分岐点からショートカットで山道の参拝道もありますが見落としてしまいました。
山頂近くにある祠は、この八坂神社の奥の院ということです。
高塚山の東尾根・登山口がある八坂神社
情報とおり踏み跡明瞭で歩きやすかった
高塚山山頂手前に祠 八坂神社の奥宮
画像クリックで山頂表札裏面
高塚山は見る角度によって富士山のようにきれいな形をしているので春野町の富士山、「春野富士」と呼ばれるようです。
山頂から西の稜線は歩きにくい程のものでなく、赤い杭など目印にすれば心配ありませんでした。
一度鞍部で林道と出合ってから緩く登り直すと633.1mの三角点がありますが、見落とさないように注意が必要でした。
再び曇ってきたので焦ってます
真っ直ぐ尾根を下ろうと薄い踏み跡に入ったとき、カミナリの音と共に雨が強くなったので引き返し、遠回りになりますが林道で新宮池までびしょ濡れになりながら歩くことになりました。
山の中では樹木でそれほど濡れないことが多いのですが、ものすごい土砂降りでどうしようもなく、登りになるのでペースも上がらず悪戦苦闘しました。
池のほとりに小屋があることを把握していたので、そこでしばらく避難させてもらいました。
避難小屋?で雨と雷を避ける ありがとうございました
着替えと食事をして時間をつぶして、小雨になってから帰路につきましたが、山の中で聞くカミナリの音はちょっと恐怖でした。
また舗装路面がよく滑るので慎重になりました。
往路よりも復路が遠く感じる 徐々に晴れ間が広がる
春野町堀之内まで下山したときは、再び厳しい陽射しに戻り灼熱の中を歩き続けました。
これほど目まぐるしく天気が変わる中を歩いたのは初めてで大変でしたが、それが楽しくもありいろいろな風景も見られて最高の山行になりました。
今度は新宮池から春埜山の区間を往復する計画です。
不思議なパワーを感じた 新宮池の新宮神社
春野富士の高塚山 また登りたい