倒木だらけの荒れた道のりを往く
3月に入って一気に暖かくなりそうなので、寒いうちに歩いておきたいコースとして中山峠を選びました。
平山登山口から入るコースは倒木が多く残されたままで、中山峠までの荒々しい道のりはとても気に入っています。
トップ画像で私の横の壁に見えるのは倒れた木の根です。
GPSコース図
平山登山口から見る富幕山と尉ヶ峰
ミカン畑を越えて登山口へ
平山登山口は入口から険しい
中山峠からは湖西連峰を南下して「坊ヶ峰」までを往復しました。
初めて平山登山口から入ったのは昨年の6月で、その時は中山峠から北上して「宇利峠」までを往復し、昨年の12月には、中山峠から五葉山・五葉城址を往復しています。
2021/06/11
2021/12/17
また、平山登山口は今年の初日の出を見た場所でもあり、本当はその時に歩きたかったけど延期した山行を実現させることができました。
2022/01/01
荒れたルートもこの時期は気にならない
一旦林道を横切るのですが、通常ルートよりも少し南側に別の登山口があるのを前回見つけていたので、今回は冒険でそちらに進入してみました。(詳細はGPSコース図で)
草が刈られてしっかりとルートが追え、どこに出るのかワクワクしながら途中の急登を越えると分岐点に出ました。
実はその時点で私の方向感覚が狂わされていたことを後で知ることになりました。
392.6mの三角点を発見
思いがけず前から気になっていた三角点を見つけたのですが、そこから別ルートで抜けられるとの思い込みで違う尾根を歩いてしまいました。
地理院地形図では点線になっている尾根ルートで、踏み跡が現れたり消えたりして尾根を辿るのが大変でしたが、帰宅後にGPSの記録を見るとちゃんと歩けていたのがわかりました。
キリがないと思って引き返したのですが、実はもう少しで林道に出られる所まで行っていたのは驚きでした。現地では全くわからなかったことです。
尾根歩きで大きな岩と遭遇
三角点まで戻って下っていくと中山峠に出て、ようやく位置関係が頭の中で整理できました。
ここで、このエリアを歩いていて人と会ったことがなかったのに、初めて人と遭遇しました。
宇利峠から歩いてこられて下の林道で戻る予定の方で、お喋りをしてそれまでの緊張感がほぐれた気がしました。
豊橋自然歩道は歩きやすい
444.9mの三角点
岩場の上から本宮山
ルート上に点在する巨石
坊ヶ峰山頂 446.2mの三角点
坊ヶ峰山頂で折り返す
坊ヶ峰は1月に梅田親水公園からの長距離縦走を往復して以来ですが、湖西連峰の中にあって北からも南からも目標となる頂になっています。展望はありませんが、山頂に祠があるので神聖な空気感があって好きな場所です。
復路は体力勝負になった
急登もあり、アップダウンを繰り返す稜線歩きは体力の消耗が激しく、ペースを維持するのは難しかったです。
中山峠に着くと、往路ですれ違ったご夫婦が休んでいて、再び峠でのお喋り休憩になりました。
本坂峠から来て中山峠で折り返すとのことで、様々な方角からこの中山峠に人が集ってきたことがわかりました。
お互いに「お気をつけて」と声を掛け合い、気持ちよく平山登山口へ下山を始めました。
ロープ場は慎重に下りる
平山登山口に戻る
遠く霞む摩天楼 アクトタワー :画像クリックで拡大
今週は軽めにしておこうと思いつつ、またしても薄い踏み跡を探りながらの激しい山行になってしまいました。
道なき道の踏破は足の負担が大きいですが、冬限定の冒険は好奇心を刺激して新たに世界を広げてくれます。