※ 結果的に一般ボランティアの介入により自然歩道の閉鎖はありませんでした
葦毛湿原の中を歩く
7月は天候が悪かったり用事が重なったりで一度も山歩(さんぽ)できないで最終週まで来てしまいました。6月30日以来約一ヵ月ぶりとなる山歩は、やはり9月以降立ち入り禁止となる湖西連峰の自然歩道です。
GPSコース図(右周り)
もともと今年の夏シーズンのうちに湖西連峰の全ての自然歩道を歩きたいと計画していた中、忌まわしい自然歩道の一部廃止・閉鎖という報道が舞い込んできたわけですが、豊橋市長が各方面からの反対を受けて撤回したとかしないとかあやふやな報道もあった中、依然と予告の白い大きな立て札は建てられたままでした。
自分が歩き残している自然歩道も、細かい所はのぞいて「大脇自然歩道」のみとなっていたので、長いブランク明けのリハビリも兼ねて?そこを目的に葦毛(いもう)湿原を起点に周回してきました。
駐車場から葦毛湿原へ 芸術的な巨木
雨の日が多かったせいか道には大きな水たまり
湿原の木道で一息峠方面へ向かう
ここを起点に湖西連峰に入る人は多く、既に多くの車が停まっていました。久しぶりのせいかハイドレーションのパッキングに手こずり、暑さで体力の不安もあり超スローペースで歩き始めました。6月のときと違って最短コースで葦毛湿原を通過します。
2022/06/11
岩崎自然歩道を往く
本道(豊橋自然歩道)に合流
見晴らしの良い場所に大脇自然歩道の入口がある
下調べで急激な坂道との情報を得ていましたが、実際に下ってみるとスリップに注意するだけでかなり疲労してしまいました。下るときから折り返して登るときのことを考えると憂鬱になるほどでした。距離的にはとても短いのですが、地形図で等高線を見れば勾配の厳しさは一目瞭然です。
清流で顔を洗ってリフレッシュ
珍しい木製のダム
大脇自然歩道の案内板がある場所を折り返し地点としました。他の方のブログ等で画像を見ていましたが、実際に自分の眼で見て、体感することがやはり大事だと思います。登山道から出て比較的早く到着できました。
大脇自然歩道の案内板
豊川用水の所にある
「二川健康の道」は既に通行禁止
既に二川健康の道は通行禁止にされていて、上の画像はその告知が書かれているのですが、そのデザインや汚れ具合から墓標のように見えてしまったのが個人的な感想です。道の廃止というのはそういうことだと思います。
自然歩道の入口 忌まわしい白い立て札が立つ
実際の自然歩道の入口ですが、遠目から見ると道がそこにあるとはとても思えません。ただ踏み跡はしっかりしているので、廃止・閉鎖してしまうには勿体ない話です。
記念の1枚
そして、急登に大苦戦
短い距離なのに長い長い闘いだった
ようやく登り切った
西方の眺め:クリックで麓を見下ろした画像
上の画像をクリックすると、豊橋自然歩道から麓を見下ろした画像になるのですが、その中央に用水路にかかる橋が見えます。そこが大脇自然歩道の案内板がある場所になります。池に落ちたかのように全身汗でびしょ濡れになって見下ろした風景で感慨深かったです。その後ろを多くの方が涼しい顔で通過していきました。誰も大脇自然歩道に入る人はいませんでした。
ここまでの行程で体力の限界を感じ、早々に起点に戻ることにしました。
風越峠から一息峠へ
葦毛湿原へ戻るとノリウツギが出迎えてくれた
ミズギク
サギソウ
9月から廃止・閉鎖される湖西連峰の自然歩道はとりあえず全て歩くことができました。ただ細かい部分でまだ未達成なことが残っているので、残り1ヵ月、8月の間に歩き切りたいと考えています。
ここのところずっと苦戦続きの山歩ですが、オフシーズンと割り切って短時間・短距離で調整していければと思います。