※ 結果的に一般ボランティアの介入により自然歩道の閉鎖はありませんでした
赤岩自然歩道の道標と記念撮影
暑い日が続く中、オフシーズン(自分の中で)なので無理をすることはないのですが、休日になれば無性に歩きたくなります。一週間前に真夏の自然歩道にコテンパンにされたとしても、です。
5月に湖西連峰の中の「赤岩自然歩道」を歩いていますが、そのときは9月に廃止・閉鎖という話はまだありませんでした。廃止・閉鎖まで残り1ヵ月を切った今、もう一度歩いておこうと多米峠へ向かいました。
GPSコース図
本来なら麓の低い場所から登って、下って戻るというのが登山やハイキングのセオリーですが、赤岩自然歩道の入口付近には駐車場がないため多米峠の駐車場を起点としました。そうすることで、これまた9月に廃止・閉鎖される「多米自然歩道」も歩くことができます。
天気予報では午後から雨でしたが、朝は青空が広がって暑くなりそうでした。
短い距離でも雰囲気の良い多米自然歩道
赤岩自然歩道分岐まで豊橋自然歩道(本線)を往く
美貞山(霊屋峰)400mの山頂三角点
5月に歩いたときは、赤岩寺からこの美貞山(霊屋峰・たまやのみね)を往復しました。そのときも曇天でお昼から雨でした。ただ、新緑の季節の自然歩道はとても気持ちが良く好印象でした。
2022/05/13
赤岩自然歩道分岐 忌まわしい看板が加わっている
ふりかえって 休んでいきたくなる岩
夏でも歩きやすいルート
南方の見晴らし 船形山・座談山・雲谷山の稜線
大きな岩横を通過
迫力の大木
良い感じの自然歩道 歩けなくなるのは寂しい
南方の見晴らし 雲が増えた
一部の場所で草が茂って足元が見えにくい場所があったものの、自然歩道自体全く問題ないレベルでした。上画像の手前の場所にも例の廃止・閉鎖の看板が立ててありました。
309.6mの三角点のあるピーク手前に岩場の展望ポイント(平穏の岩)があります。前回見落としてしまった踏み跡を今回はしっかり確認できました。
岩場からの眺め 神石山方面
赤岩寺を見下ろす
ピークを下っていくと赤岩寺(せきがんじ)方面へ下る分岐があります。前回はそちらから登ってきましたが、今回は真っすぐ「赤岩口電停」方面のルートを初めて歩くことになります。下りながら再びここを登り直すことを考えると憂鬱になりましたが、ここを歩くことができるのも8月いっぱいまでなので仕方ありません。
岩場で下る方角が変わるので注意
麓まであと少し
登山口に出て折り返す
登山口にある赤岩自然歩道の案内板
自然歩道入口には9月廃止・閉鎖の看板がありますが、もう一つ「鎌倉街道は通れません・赤岩自然歩道は通れます」という看板がありました。赤岩自然歩道の途中に分岐点があり、工事中立入禁止看板があったので(北方向)、そこが鎌倉街道と呼ばれているのではないかと思います。9月以降鎌倉街道も一緒に廃止・閉鎖されてしまうようで残念です。
折り返してしばらく登った所で全身が汗でびしょ濡れで気持ち悪かったので着替えをしました。リフレッシュして調子よく登り返したいところでしたが、既に疲れはピークで休み休み超スローペースで歩きました。自分の体力低下ではなく暑さのせいだと信じたいものです。
立入禁止の方が「鎌倉街道」だろう
苦戦している間に曇り空に 北方の本宮山方面の見晴らし
天気予報もなかなかやるもので?午後になってから曇り空に変わり、辺りが既に夕方のような暗さになり少し焦りもでました。それでもペースは全く上がらず、呼吸が整うまで座り込むことを繰り返していました。
後半は撮影はやめて歩くことに集中した
夏でなければそんなに苦労するようなルートではないと思いますが、9月に廃止・閉鎖されてしまえばもう歩くことはできません。実質今回の山行が最後だったわけですが、体力の限界まで使って歩き切った感があり、とりあえず悔いは残りませんでした。
多米自然歩道についてですが、南北に長い湖西連峰の稜線の真ん中に位置しているので、出入口として使えなくなるのは周回時の大きな弊害になると思います。GPSで歩いた人数を調査した結果で廃止・封鎖を決めたようですが、数字だけで判断したことが山を知らない人、好きでない人が勝手に決めたことを物語っていると思います。便利なエスケープルートをなくすことで、大変な目に合う登山者がいないことを願うばかりです。
蝶を撮影できました
豊橋近辺の低山をトコトコ歩き回っている者です。
もしかしたらどこかでお会いしてるかもしれませんね!
6月に自然歩道の一部廃止が発表され、地元有志や自治会の反対で市長が一部廃止の撤回をしたと中日新聞や東愛知新聞に掲載されましたが一部廃止の看板はそのままなんですよね…
どうやら行政上の一部廃止の撤回指示は行われていないようで市としては粛々と決められたスケジュール通りに廃止に向けて進めるだけなようです。
豊橋市民として引き続き反対運動をするつもりではありますが大変残念です。
廃止・閉鎖されるまで残り1ヵ月を切ってしまいました。歩けるうちに歩いておくことが自分のできることと思って周っていますが、この暑い時期には過酷です。そして最後と思うとむなしくもなります。まだ湖西連峰歴が浅い自分にとってはあまりにやり残したことが多過ぎます。せめて閉鎖だけは先に延ばして欲しいし、もっと多くの人の声を聞き、違うやり方を模索して欲しいです。いきなり閉鎖なんて強引なやり方が反感をかってるわけだし、まだ全然危険もなく気持ちよく歩ける状態の自然歩道だから勿体ないです!
今月自分が歩きに行ける回数は残り3回、もちろん廃止・閉鎖される自然歩道に行きます。
私もまだ本坂峠から北が未踏なんですよ…
すぐ北の坊が峰までは行ったのですが中山峠方面は未知の世界です。
ここも閉鎖となるので行っておきたいのですが、本坂峠から北はハイカーも少なく夏場は踏み跡も薄くなってるらしいのでちょっと不安です。
最近の山行では7月1日に記事にしているので参考になれば幸いです。