紅葉の名所・癒しの渓谷「白倉峡」ハイキングコースを歩いて散策

ゆかみたけし

2016年11月25日 19:20

今回は今までのような本格的な登山コースではなく、渓谷沿いにちょっとした散策を楽しめる「白倉峡ハイキングコース」です。




白倉峡は、「浜松市 音・かおり・光 環境資源百選」にも選ばれていて、紅葉の名所としても知られています。






(※ GPSで記録したコース図は下記記事をご参照ください)

2017/11/02

天竜区から国道152号線を「秋葉ダム」方面へ走ります。
秋葉トンネルを抜け秋葉ダムが見えると、国道は左へカーブを切ります。
道なりに右に曲がって橋を渡り進むと秋葉ダムのトンネルに入りますが、まっすぐ細い脇道(国道361号線)に入っていくと白倉峡方面です。
画像はありませんが、ちゃんと案内板が出ています。

国道152号と違って、国道361号は非常に道幅が狭く、車のすれ違いにも神経を使います。
昼間でもライトオンにすると、対向車に早く気づいてもらえます。
上記地図ではちゃんとした道路のように描かれていますが、細い山道なので覚悟してください。

いくつかの分岐点がありますが、白倉峡方面を選んで進めば間違うことはありません。
分岐点には必ず案内表示があります。
白倉峡に着くまでの間も、渓流の流れや紅葉も楽しむことができますが、くれぐれも脇見運転には注意です。

白倉峡は、道路の左側にある公衆トイレを目印にするとわかりやすいと思います。
それぞれのトイレの横に駐車スペースがあります。
最初のトイレの脇には、車が2台ほど駐車できます。
画像の案内板の下に白倉峡ハイキングコースの遊歩道入口があります。



下から全コースを順に歩きたい方は、この駐車スペースに停めるのが良いです。

車道を更に少し先に進むと「ふれあいセンター」という建物があり、やや広めの駐車スペースがあり停めやすいですが、遊歩道入口は少し下って戻らなければなりません。

わかりやすくするために、下流から上流へ登っていくコースで案内します。



コースは大きく分けて上流部と下流部の2つに分かれています。
画像は下流部で、現在地となっている所が入口でこのガイドのスタート地点になります。



スタート地点から見上げた風景です。
画像の下の方に遊歩道が写っています。

私が子供の頃は、遊歩道など整備はされてなかったと記憶しています。
渓流まで降りて水遊びをした思い出があるのですが、現在は一部を除いて立ち入り禁止になっています。





コースには全部で4つの吊り橋があります。
一つ目の「織姫橋」です。



二つ目の「しぶき橋」。表示板が無惨な状態です。
定員が10名とされていました。
橋の下は大きな岩があり、橋の上からの渓谷の眺めは迫力があります。






「金山の滝」



遊歩道はそれほど広くなく、場所によっては大きな岩の横をすり抜けるように歩く所もあります。
階段の傾斜もなかなかきつく、コケで滑りやすいので注意が必要です。
下流部が終わると一旦車道に出ます。
狭い道を車が走って来ますので気をつけましょう。





コース上流部の案内板が残念ながらありませんでした。
車道から再び遊歩道に下っていきます。
下に見える橋が「出合い橋」で、滝壺がよく見られるような展望スペースがあります。







最後の四つ目の橋が「再会橋」
橋を渡ると階段を登って、そこにトイレと駐車スペースがあります。
周回コースではないので、スタート地点に戻るには遊歩道を戻るか、車道を歩いて戻るしかありません。
行きと帰りではまた違う風景と出会うことができますので、遊歩道のピストンでも楽しめます。
くれぐれも階段の下りには注意してください。





片道約30分程の散策コースです。
しっかりと汗も流れるぐらいの運動になりますので、タオルや着替え、水分をお忘れなく。

人とすれ違うときは、あいさつと譲り合いが大切だと思います。
基本は、登りの人が優先です。(車と同じ)
階段の昇り降りが大変なので、小さいお子さんを抱っこして歩くお父さんの姿がありましたが、足を滑らせて転倒しないか心配になりました。
遊歩道といえども渓谷の道なので、子供さんは一人でしっかり歩けるようになってからの方が良いと思います。

ここから先は番外編で車での移動ですが少し紹介しておきます。







紅葉は、白倉峡よりも更に奥に入った「もみじ川」周辺の方が見事でした。
「長寿の水」をありがたく飲み、汲んで帰ります。
この近辺の紅葉が1番良かったです。





子供の頃、学校の行事で訪れた「青少年旅行村キャンプ場」は、「秘密村」として生まれ変わるようです。





ここから先は更に険しい道になります。(舗装はされています)
いちよ通り抜けることはできますが、慎重に最徐行で走行してください。
自信のない人は引き返すのが無難です。
どちらにしても狭い山道なのですが・・・

今後は山ばかりでなく、公園などのお手軽なコースも紹介していく予定です。
寒くなりましたが、身体を動かす習慣を身に付け、免疫力を高めましょう。

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