健康の森で「奇跡の歩数計」!?秋葉山の歴史を追って岡崎市美術博物館・散策コースへ

ゆかみたけし

2017年12月14日 21:34

この日も寒波による寒い一日になりましたが、秋葉山登山の後に岡崎市まで飛んで、岡崎市美術博物館で行われている「三河の秋葉信仰-火伏の神の系譜」展を見に行きました。


秋葉山表参道からの富士山:画像クリックで拡大

火伏信仰を集めた霊山である秋葉山(秋葉神社・秋葉寺)をはじめ、袋井の可睡斎や浜松の舘山寺、他県の火伏せ関連の神社寺院で、12月15・16日には、毎年恒例の「火まつり」が行われます。
静岡だけでなく愛知県(三河)でも深く信仰され続けていることがわかるという展示会に興味があり、より理解を深めるために秋葉山に登った直後に岡崎まで足を伸ばしたのです。


2018年1月14日(日)まで開催


岡崎市美術博物館と恩賜池

美術博物館は岡崎市中央総合公園内にあり、散策コース「健康の森」が整備されているので、歩かない手はない?とハイキングもしてきました。
展示を見終わって、美術館前からGPSのスイッチを入れ、歩数計をリセットしてカウントをゼロにしてスタートし、散策コースを周回して駐車場に戻った時に奇跡は起きました。


ジャスト10.000!!

そうです!歩数計のカウントがちょうど10.000歩だったのです。
これにはビックリ仰天、思わず声を出して驚いて、慌ててシャッターを切ったわけです。

散策コースのデータは、距離が7.1km、所要時間は1時間55分です。
その前に秋葉山登山をしていますので、1日トータルで20km弱・3万歩弱を歩いたことになります。
寒い中をよく歩くなあと思われるかもしれませんが、歩いてる間は身体を動かしているので全然寒くはありませんでした。

GPSコース図:右上クリックで拡大


健康の森散策路案内板:画像クリックで拡大

「岡崎市中央総合公園」というのは、静岡県でいえば「エコパ」と同じような所で伝わると思います。
小高い山の広い敷地内に市民球場をはじめ、テニスコート、体育館・武道館、自然を活かした散策コース「健康の森」があり、多くの方が利用していました。


「太陽の丘」がコース内で最も高い地点


「展望の丘」コース内のピークに~の丘と名前がついている

「健康の森」というネーミングがとても良いですね。
美術館前から、「冒険の小道」「夕日の小道」「どんぐりの小道」を通って、「太陽の丘周回コース」「展望の丘周回コース」をそれぞれ歩いたあと、夕日の小道の一部の同じ道を戻り、「椿の小道」「水辺の小道」で美術館に戻るというコースで周回してきました。
「自然観察の里周回コース」は外しましたが、きれいに周回できたことがGPSの記録でわかります。


恩賜池の西側「日陰棚」から周回コースに入る

コース入口には全体コースの案内板や、持ち出し自由の散策マップが親切に用意されていました。
「恩賜苑燈籠めぐり」というミニ散策コースもあり、全国の石燈籠の中から選ばれた43種類の燈籠と、6種類の手水鉢、2種類の層塔が設置されている「石の野外ミュージアム」を巡ることもできます。
ただ、当日は「八ッ橋」部で通行止めされていました。


各所でこのような展望を楽しめました


展望の丘周回コースがおすすめ


登り下りがはっきりしてる印象


美しい散策路に癒されます


自然の中を歩くのが一番!

「太陽の丘周回コース」は一気に下って、一気に登りなおすという激しいコースで、秋葉山登山を終えた後の足にはちょっと大変でした。
最も自然がきれいで癒され、歩きごたえもしっかりあったのが「展望の丘周回コース」でした。


美術館左手が展望レストラン、中央ジグザグ通路、右手が展示場


恩賜池を渡る橋も変わったデザインですね


最後に長い階段が待ってた!

美術館は近代的なデザインの建物で、とてもキレイで立派な建物でした。
上の画像のスケルトン部の下に展示室がありました。

規模は小さかったですが、天竜二俣の「内山真竜資料館」で行われた「北遠の信仰-天竜地域を中心に-」特別展は古い日本家屋の会場で、とても雰囲気が良かったです。

2017/11/30

立て続けに秋葉山信仰の展示会を見ましたが、改めて全国から秋葉山に人が多く集まった歴史を知ることができました。
「秋葉古道」は世界遺産の「熊野古道」に負けない価値があると私は思います。
これは、地元ふるさとの誇るべき資産・価値であり、これを伝え残していくのが私たち地元民の使命ではないでしょうか。


浜松健康院の近く、浜北区小松に残る秋葉神社「二の鳥居」


秋葉山参りの歴史がすぐ近くに:画像クリックで説明書き


健康的なハイキングを兼ねて、ふるさとの歴史を学べた素敵な一日でした。

関連記事