かわせみ湖から大日山周回!遠州森町奥地の杉沢の大滝など探検ウォーク

ゆかみたけし

2022年01月21日 18:41

遠州森町の大日山は人があまり立ち入らない山奥にあるため、ルート確保が難しく道なき急登をすることもあり大変ですが、その分ありのままの山を十二分に堪能できるのが魅力です。
2020年の3月以来久しぶりになりましたが、確認したい踏み跡やルートなど宿題がたくさん残っている山です。


「杉沢の大滝」下段はダブル滝


「杉沢の大滝」上の段

GPSコース図(反時計回り)

久しぶりの「かわせみ湖」まではとても遠く感じ、浜北大橋の朝の渋滞を避けるために新東名高速も使いましたが、スタートは8時ちょうどでいつもより遅めになりました。


駐車場から湖畔の道を進んで奥地へ


太田川ダムを後にします

途中から未舗装の林道になり、「杉沢の大滝」までなかなか長い林道歩きとなります。
車でもっと奥まで進入することも可能ですが、悪路や狭い道を車で走るのが嫌いなので、なるべく歩くようにしています。


案内板が落下してたので見えるようにしておいた

「杉沢の大滝」を間近で見ようとすると、上画像の標識から奥に入って行くのですが、整備された道が作られているわけではないので注意が必要です。
滝は2段になっているので、入口から上下に分かれますが、どちらも以前よりは入りやすく思いました。(自分が慣れただけかも)
下の段はガードレールの付いた橋上からでも見下ろすことはできます。


下の段の滝を橋上から見下ろす


上の段の滝を山斜面から見下ろす


崩れてる箇所が多い山域です


前回入った登り口(左斜面) 今回は通過

この林道の最終地点は崩落によって道がなくなっているのですが、迂回路があるかもしれず、それを確認・探検するのが目的です。
前回の山行後に見た古い資料に書かれていたので、ずっと気になっていました。


林道の行き止まり地点


山の斜面に踏み跡を探す

この下には川が流れていて、それを渡った先の山の斜面にルートを探しますが、新たに崩れているようでもあり、踏み跡や目印となる赤テープやリボンなどは見当たりませんでした。
この上まで林道が来ているのはわかっているので、よじ登っていけそうな場所を選んで強引に林道に出ました。
その林道でも捜査したところ、目印となる赤テープと矢印はありましたが、とてもルートには思えない場所でした。
滑落の危険のある場所なので自己責任になりますが、安全を確保する判断力が必要です。

2020/03/13


歩きやすい林道

崩落地に迂回路があれば、長距離にはなりますが林道歩きで「金剛院」まで気持ちの良い散策ができるだけに残念です。
そんなことを考えていたら、進入しようと考えていた作業路入口を見落としてしまい、大日山の東登山口に着いてしまいました。
道標は「森町歩こう会」が新たに設置したようです。


回り込んで登山口に入る

ここへ下りてきたことは2回ありますが、ここから登るのは初めてになるので急登にワクワクでした。
分岐点の案内や山頂まであと〇分の立て札が設置され、踏み跡も以前よりも明瞭になった気がしました。


親切な案内に山のイメージも変わる


新旧の山頂標識

山頂からの下山は別ルートにすることにして、前回の記憶を頼りに踏み跡を探しましたが失敗して右往左往してしまいました。
急斜面で尾根の形状を見極めるタイミングがとても難しかったです。




新たに見つけた新ルートは最高だった

前回使ったルートではなく初めてのルートでしたが、踏み跡がしっかりしていて明瞭で歩きやすく、周囲を見ると高い尾根道であることがよくわかってとても気持ちが良くて気に入りました。
以前見たことがある山行記録のルートではないかと思いながら歩いていましたが、下山したらその通りでした。


ここから尾根を離れ迂回ルートへ

尾根はまだ続いていましたが、迂回路の下山ルートへ導くロープが見えたのでそちらに進みます。
尾根道の先は下りることができずに迂回路を使うというのもしっかり記憶にありました。
ただこの下りルートが恐ろしい程の急斜面で、ズリズリと滑って同じ場所に立っていられないほどでした。
逆にここを登るのはとても大変ですが、是非ともチャレンジしたいと思いました。


下山してきた登山口


大日山を振り返る

大日山への登山ルートの中で、一番長くて歩き甲斐がありそうで気に入りました。
近日中にこのルートで往復したり、今回の周回の逆周りもやってみたいです。


見上げた空は最高だった


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