遠州森町の最奥地となる
「大日山」」へ先週に続いて歩きに行きました。
南斜面の中で最も険しい中央の最短尾根で登り、まだ歩いたことのない
西尾根で
杉沢林道に出て下山してきました。
厳しい急登の尾根歩き
GPSコース図(反時計周り)
GPSログで記録してきた周回コースを図面化できないトラブルがありましたが、一週間後に再チャレンジしたら普通にできました。グーグルマイマップ側の問題だったようです。
かわせみ湖から離れ「この先行き止まり」に入っていく
渓谷沿いの林道を往く
いつものように「かわせみ湖」の彩り岬駐車場を起点に、杉沢林道を歩いて秘境ともいえる山奥に入っていきます。
実は前々日から再び左足が腫れてしまい、当日朝に何とか歩ける状態まで回復したものの、ペースを控え目に2本のトレッキングポールを使用(最近は必需品)してのスタートでした。
すっかり春の陽気になったので、ニット帽もネックカバーも手袋もなしの服装になりました。
カエルも姿を現した
杉沢の大滝の橋の上で今年初めての大きなカエルを見てギョッとしました。正直苦手です。
そして、カエルが出てきたということは、怖いマムシも出て来てるかもしれないと警戒しました。
登山口 左の崖のような所を登る
登山口だけロープあり
急登は好きなのですが、足を少しでも滑らせれば真っ逆さまに落下するような急勾配で緊張を強いられました。
先週下山したときに、二度とここは下らないと誓った場所です。
3度目のはずなのに、こんなにきつかったかな?と思い、怖いもの知らずが怖さを知ってしまったんだと思いました。
自撮りできる場所はまだマシ
踏み跡が狭く脆い斜面をトラバースして平坦地に出る手前で、予想通りにマムシに遭遇しました。逃げていったので事なきを得ましたが、早くも危険なシーズンに突入です。
一週間前に隣の南尾根から合流した分岐点から、真っすぐ山頂に向かって尾根ルートを進みます。ただし、ルートといっても踏み跡も薄く、赤い印を頼りに自分で見極めて登っていきます。
どんどん急斜面になっていく
登るにつれ尾根幅が狭くなってくるのでルートも見極めやすくなりますが、斜面はどんどん厳しくなり、木の幹につかまって体を引き上げていきました。
踏み跡を見極める楽しさ
画像ではわかりにくいですが、ポールの指した方向に踏み跡が続いていて、辿っていくと山頂付近の見覚えのある場所に導かれました。
これが大日山登山の醍醐味でもあります。
山頂到達!
山頂付近は神秘の森
山頂からの下山ルートは初めての
西尾根です。
地形図の等高線を見れば、最も緩やかな尾根だとわかりますが、方向だけ間違えないようにと気を引き締めました。
ルートは明瞭ではないが感覚的にわかる
足にもやさしい尾根ルート
資料にあった作業小屋も発見
倒木をくぐる
倒木を避ける
画像の地点から先、前方より右手から人が近づいてきたので、自分がルートから少し外れていたことがわかりました。
人に会わない大日山なのに変わってきたなと思い、進路を修正しているとその人が近づいてきて「そっちにルートあるの?」と言ってきました。
「いえ、少し外してたみたいで、ありがとうございます」と返事すると何も答えずにハイペースで行ってしまいました。
人に会わない大日山だからこそ、先週の方みたいに会話を楽しみたかったのに残念です。
考えてみたら、馬鹿にされた?とも思いましたが、自分はアスリート系ではなく癒し系なので別に構いません。
山歩(さんぽ)が自分流
長い尾根歩きも終わり杉沢林道へ
初めて歩いた西尾根は、緩やかで足にもやさしいので下山時に使うのが適していると思いました。
自分は急登で登って緩やかに下るルート設定が好みです。
これで大日山の尾根ルートは全て歩いたことになりました。
杉沢林道をひたすら歩いて下山する
カエルの大群に思わず「キモイ!」
見上げると鳥のきれいな鳴き声
なかなか終わらない林道歩き
ようやく車両通行止め地点まで下山
通行止めの林道にしては路面がきれいで歩きやすかったです。山の斜面が崩れている所が多くあり、この山域の特徴なのかもしれません。
上の画像地点が往路との分岐点で、「杉沢の大滝」の近くです。
いつのまにか曇り空に変わる
足が腫れていたせいで靴が最初は窮屈でしたが、腫れがひいたようで靴内のおさまりも良くなって、歩くのもそんなに大変ではなくなりました。
前夜まで徹底的に冷やしていたせいもありますが、スムーズに歩いて動かした方が筋肉も整い腫れもひくことが実証されましたが、尿酸という爆弾を抱えているので、食事面の改善に取り組んでいます。
今回のコースは、マムシとの遭遇や大日山の険しい尾根状況からいってもしばらくは行けないと思っています。次に歩くのは寒くなるのを待つことにします。
GPSのトラブルで、一時はブログのスタイルを変えようとか、ブログ自体をやめてしまおうかとまで考えましたが、まだ使えるようなのでこのまま続けていくつもりです。ただ、いつかは壊れるものなので、そのときに備えて他の方法も準備したり試行錯誤していくつもりです。