厳しい残暑の日が続き、まだ山歩きをする行く先も慎重に選ぶ必要があります。
明瞭なルートがあり、4時間程度、2万歩前後でしっかり歩いた実感が得られるお山が理想です。
私の行く範囲では、東なら「秋葉山」であり、西では「鳳来寺山」と思っています。


鳳来寺山へのルートは多くありますが、最も一般的で安全でもある「表参道」で登ることにしました。
上画像はとてもわかりやすいと思うのでご参照ください。
表参道は、なんといっても1,425段の石段がウリです。
昨年もちょうどこの時期に表参道で登っています。

スタート地は鳳来寺バス停の駐車場です。
門前町の細い道を入って、お食事処「かさすぎ」にも駐車場はありますが、なるべく表参道をフルに歩きたいと思っていつもそうしています。
石段までの距離が示されていたり、干支の像、彫刻像、歌碑や句碑が並んでいたり、「なんじゃが池弁財天」があったり、退屈することなく歩くことができます。





仁王門を過ぎてすぐの「馬の背展望台」への分岐点に「この先、倒木・土砂崩れ有り」の案内がありました。
「ここから馬の背展望台、尾根の手前までがひどく崩れております」と手書きで書かれ、地図には「通り抜け不可」となっています。
昨年はこのルートを下りで使ったのですが、次は登ってみたいと思っていただけに残念です。
確か、昨年10月はじめの台風での被害なのですが、未だに影響があちこちのお山に残っているのです。

傘の形をしていることから「傘すぎ」と呼ばれるようになったこの木は、樹齢800年、樹高60m、目通り周囲7.5m、枝下の高さ37mということです。




「松高院」までの緩やかな傾斜地に作られた石段は源頼朝が、「松高院」から本堂に至るやや勾配がきつくなった石段は徳川家光が改修したと考えられているそうです。


画像右手の鳳来寺本堂前は広場になっており、休憩所と展望台を兼ねたものがあります。
さらに奥に進むとトイレや自販機があり、「東照宮」、「山頂有料駐車場」まで遊歩道が続きます。
私は少し休憩を挟み、画像から左手へ進んで山頂へ向かいました。
案内板に示された山頂までのコースタイムは50分です。

今年2月に来たときは石段が崩れて工事中でしたが、きれいに修復されていました。
そのときは、山頂まで「東照宮」から反時計回りで「自然観察路」を回りました。
今回は逆回り、いきなりの急登が待ち構えます。



「奥の院」は鳳来寺境内の一番奥の建物で、海抜621mに位置し、修験者の修行の場でした。
裏手の岩場からは見事な展望が楽しめ、このときは久々の素晴らしい青空が見られました。


山頂には展望がないので、「棚山高原」方面へ進み、岩稜の上からのパノラマを楽しみに足を伸ばします。







今年の夏は梅雨以降天候が不安定で、山行計画が立てにくかったり、蒸し暑さの中を歩いたり、展望が見られなかったりした印象が残っていました。
久しぶりに朝から青空の下、心なしか飛んでいる虫も減った感じがして、初秋を感じさせてくれる山歩きとなりました。



前回は「馬の背展望台」を経由して下山しましたが、前述のとおり倒木・土砂崩れで通行不可となっているため、往路と同じ階段を下っていきます。
「松高院」までの急階段は慎重に、それ以降はペースアップして軽快に下りていきました。
所要時間は4時間42分、総距離は11.4km、累積登り・下りは1,099m・1,089m、歩数計は17,251でした。
不思議なのは、今年2月のときよりも寄り道などせず、所要時間も歩数も少ないのに、距離や累積登り・下りが多くなったことです。
データの正確性がどれだけのものかわかりませんが、鳳来寺山は歩きごたえのあるお山であることは間違いありません。

「馬の背展望台」を回るルートが通れたら、寄ってみようと思っていたのが、新たな名所「隠し水」です。
利修仙人の加持水と伝えられ、湧水でも雨水でもない増減しない霊水で、岩盤の穴に形成された水溜りです。
しっかり整備され安全な状態で訪れてみたい場所です。
「鬼の味噌蔵・酒蔵」という場所もあるのですが、この時期に探索するのはまだ早いと思い先延ばしにしました。
これらは鳳来寺本堂前広場の案内板に記載されています。

もしあの岩の稜線にルートがあったらと思うと背筋が寒くなります。
明瞭なルートがあり、4時間程度、2万歩前後でしっかり歩いた実感が得られるお山が理想です。
私の行く範囲では、東なら「秋葉山」であり、西では「鳳来寺山」と思っています。
鳳来寺山1,425段の石段に挑む
GPSコース図:右上クリックで拡大
鳳来寺山ガイドマップ:画像クリックで拡大
鳳来寺山へのルートは多くありますが、最も一般的で安全でもある「表参道」で登ることにしました。
上画像はとてもわかりやすいと思うのでご参照ください。
表参道は、なんといっても1,425段の石段がウリです。
昨年もちょうどこの時期に表参道で登っています。
門前町への入口「木戸跡」:画像クリックで説明書き
スタート地は鳳来寺バス停の駐車場です。
門前町の細い道を入って、お食事処「かさすぎ」にも駐車場はありますが、なるべく表参道をフルに歩きたいと思っていつもそうしています。
石段までの距離が示されていたり、干支の像、彫刻像、歌碑や句碑が並んでいたり、「なんじゃが池弁財天」があったり、退屈することなく歩くことができます。
「ねずの樹」ごしの鳳来寺山:画像クリックで説明書き
干支の像や歌碑・句碑が並ぶ案内板
ここから石段が始まる
仁王門:画像クリックで説明書き
仁王門を過ぎてすぐの「馬の背展望台」への分岐点に「この先、倒木・土砂崩れ有り」の案内がありました。
「ここから馬の背展望台、尾根の手前までがひどく崩れております」と手書きで書かれ、地図には「通り抜け不可」となっています。
昨年はこのルートを下りで使ったのですが、次は登ってみたいと思っていただけに残念です。
確か、昨年10月はじめの台風での被害なのですが、未だに影響があちこちのお山に残っているのです。
新日本名木百選の「傘すぎ」にパワーをいただく
傘の形をしていることから「傘すぎ」と呼ばれるようになったこの木は、樹齢800年、樹高60m、目通り周囲7.5m、枝下の高さ37mということです。
594段目「松高院」までは緩やかで歩きやすい
急勾配に切り替わって厳しさを増す
「松高院」までの緩やかな傾斜地に作られた石段は源頼朝が、「松高院」から本堂に至るやや勾配がきつくなった石段は徳川家光が改修したと考えられているそうです。
急階段の途中にある「医王院」でひと呼吸いれた
鳳来寺本堂は1,316段目
画像右手の鳳来寺本堂前は広場になっており、休憩所と展望台を兼ねたものがあります。
さらに奥に進むとトイレや自販機があり、「東照宮」、「山頂有料駐車場」まで遊歩道が続きます。
私は少し休憩を挟み、画像から左手へ進んで山頂へ向かいました。
案内板に示された山頂までのコースタイムは50分です。
階段は続く 中段から左方面は「鐘楼」へ
今年2月に来たときは石段が崩れて工事中でしたが、きれいに修復されていました。
そのときは、山頂まで「東照宮」から反時計回りで「自然観察路」を回りました。
今回は逆回り、いきなりの急登が待ち構えます。
2019/02/08
絶妙なバランス!:画像クリックで展望画像
「不動堂」
「奥の院」:画像クリックで展望画像
「奥の院」は鳳来寺境内の一番奥の建物で、海抜621mに位置し、修験者の修行の場でした。
裏手の岩場からは見事な展望が楽しめ、このときは久々の素晴らしい青空が見られました。
山頂まであと少し
山頂684m
山頂には展望がないので、「棚山高原」方面へ進み、岩稜の上からのパノラマを楽しみに足を伸ばします。
左・宇連山 右・明神山
アクトタワーが見えた!:画像クリックで拡大
鳳来寺山は岩の山だと思う
「天狗岩」まで来ると空が曇りだした
眼下に見えるのが歩いてきた「門前町」通り
「巫女石と高座石」:画像クリックで説明書き
「鷹打場」まで来ると空が黒く変わってしまった
今年の夏は梅雨以降天候が不安定で、山行計画が立てにくかったり、蒸し暑さの中を歩いたり、展望が見られなかったりした印象が残っていました。
久しぶりに朝から青空の下、心なしか飛んでいる虫も減った感じがして、初秋を感じさせてくれる山歩きとなりました。
「龍の爪あと」を見る
下山前に「胎内めぐり」を通る
前回は「馬の背展望台」を経由して下山しましたが、前述のとおり倒木・土砂崩れで通行不可となっているため、往路と同じ階段を下っていきます。
「松高院」までの急階段は慎重に、それ以降はペースアップして軽快に下りていきました。
所要時間は4時間42分、総距離は11.4km、累積登り・下りは1,099m・1,089m、歩数計は17,251でした。
不思議なのは、今年2月のときよりも寄り道などせず、所要時間も歩数も少ないのに、距離や累積登り・下りが多くなったことです。
データの正確性がどれだけのものかわかりませんが、鳳来寺山は歩きごたえのあるお山であることは間違いありません。
指さしてるとこが「隠し水」
「馬の背展望台」を回るルートが通れたら、寄ってみようと思っていたのが、新たな名所「隠し水」です。
利修仙人の加持水と伝えられ、湧水でも雨水でもない増減しない霊水で、岩盤の穴に形成された水溜りです。
しっかり整備され安全な状態で訪れてみたい場所です。
「鬼の味噌蔵・酒蔵」という場所もあるのですが、この時期に探索するのはまだ早いと思い先延ばしにしました。
これらは鳳来寺本堂前広場の案内板に記載されています。
鳳来寺本堂前から見える岩の稜線
もしあの岩の稜線にルートがあったらと思うと背筋が寒くなります。