杉沢の大滝 ▲下の段 ▼上の段
GPSコース図(反時計周り)
浜松でも珍しく雪が舞うほど寒いこの頃、寒い冬にこそ歩きたい遠州森町の最奥地にある大日山へ行ってきました。大日山は他の遠江の山々と同じくかっての信仰の山で、金剛院(繁盛坊の天狗が祀られている)があることで知られています。参道とは反対側となる大日山の南斜面は、崩落の多い急斜面で登山ルートも整備されたものはなく、人の手があまり入っていないありのままの山の状態が魅力です。
彩り岬の駐車場が起点(画像クリックで拡大)
冷たい空気の中スタート
いつものように、かわせみ湖(太田川ダム)の彩り岬の駐車場を利用して、北方面にある杉沢の大滝を目指します。湖畔の舗装路、長い距離の林道を淡々と歩いて体が温まるのを待ちました。
杉沢林道起点 荒廃のため車両通行止め
各所で見られたつらら
林道の橋の上から見る杉沢の大滝(下段)
杉沢の大滝の入口
杉沢の大滝は上下2段からなり、下の段は2つあります。上画像の滝入口は上段を見るためのルートで、下の段を近くで見るためにはガードレール横から下って行くのが比較的安全です。どちらも滑落には十分な注意が必要です。
上段の滝を見るために奥へ
下段の2つの滝を見下ろして通過
上段の全貌
滝近くで撮影
上段の滝は大きな岩を切り裂いて水が落ちてきています。よく見ると2段階の滝で上の方には倒木があり、微妙な色の変化のきっかけになっているようでした。そして画像ではわかりにくいかもしれませんが、両サイドに分かれた部分が氷っています。部分的に氷瀑している滝が見られて感動しました。
アップで 氷っている部分は流れが止まっているよう
下段の滝は左右に分かれて流れ落ちていて、見ていて贅沢な滝です。滝近くまで下りる際は整備されたルートはありません。
下段の滝の全貌
向かって左の滝
向かって右の滝
滝近くまで下るときは滑落に注意
杉沢の大滝を十分に堪能した後はいよいよ厳しい急登が待つ大日山へ挑みます。それは後編へ続きます。
※ 過去の杉沢の大滝の記事(変化をお楽しみください)
2017/11/24
2020/03/13
2022/01/21
2022/03/11