3月に入って暖かくなってきたので、今のうちにもっと歩いておきたい大日山に探索を兼ねて行ってきました。
かわせみ湖から山の奥地に入っていくと、人のいない静かな大自然の中を感じることができる大日山は、ありのままの山、山らしい山と思えてお気に入りです。



大日山へは今年早くも3回目になります。
予定していたルート通りにはいかないことが多いのですが、それが私の好奇心を刺激してまた足を運ばせる山です。
ルート・踏み跡のない部分もあり、より確実に、更に歩きやすい道がないかを模索させてもくれます。
大日山を歩くのは、ハイキングとも登山とも違うものを感じています。

歩きたいルート、探索したいルートがたくさんあるので、周回方法に悩みましたが、まずは長い林道を歩き「杉沢の大滝」を過ぎて崩落して行き止まりの地点まで行きました。
安全に崩落個所を迂回できるルートを探しています。

本来道があったとは思えない程崩れているのですが、この右斜面上には林道が残っていて、そこまでを迂回できれば大日山金剛院まで行くことができます。
前回上の林道から見下ろして緩やかな尾根を利用するのが良いと思ったのですが、下から見上げて判断ミスをして、とても危険な所を這い上がることになってしまいました。
「これは下りられない」と思ったときは遅く、登り切るしかなかったのですが、ロッククライミングってこんな感じなのかと思うほど苦労しました。
滑落の危険もあるので、登っていく場所の見極めはとても重要です。

気を取り直して、今回上の林道から下った尾根は踏み跡があり、最短尾根登山口が見える部分まで楽に下りて来られました。(GPSコース図参照)
ただ、最後に沢まで下る部分が実際歩かなかったのでわかりません。が、急ではありますが滑落の危険はなさそうです。
林道への登り直しも2本の脚でちゃんと立って歩けたので(笑)楽に思えました。
ここを迂回路とするのが一番歩きやすそうですが、沢の上流まで入っていけばよじ登る距離は短く済むのも事実です。
いずれにしても、またいろいろ試してみたいと思っています。

大日山の南斜面には3つの尾根があり、今回は一番東側の尾根ルートで山頂まで一気に登りました。
苦労して登った林道に登山口があり、最初はルート明瞭なのですが登るにつれ踏み跡が薄くなっていきました。



金剛院側、東尾根以外のルートはどれも山頂付近で踏み跡がなくなりますが、一番高い所に向かっていけば到達できます。
山頂手前の平坦地で、大日山で初めて人と遭遇しました。
倒木に座って女性が休んでて、お互いに「ここで人と会うのは初めて」ととまどいながら話をしました。
南尾根ルートで登ってこられて、私と同じで人がいない大日山が好きで話が弾みました。
南尾根ルートで下山をはじめると、少し離れた所で男性が登ってきました。
距離があって話はできませんでしたが、先週の湖西連峰の中山峠といい、今まで人と会わなかった場所で続けて遭遇することになりました。

南尾根ルートの途中で、最短尾根ルート、当日登ったルートを山の中腹で繋ぐルート(作業道)を確認するために方向を変えました。
最初は明瞭でしたが、急斜面を横切るルートは崩落でなくなってしまいました。
道なき斜面を真っすぐ進むと見覚えのある最短尾根ルートに出られて、既に歩いたことのある踏み跡で更に東へ向かいました。

画像の地点は以前にも来たことがありましたが、いよいよ先に進んでみることになりました。
必死でロープを掴んでヒヤヒヤしながらなんとか渡り切ったのですが、そこから先を見たとき、「とても無理」と勇気ある撤退をすることにしました。
足場がほとんどない急斜面、掴む木々もなく、下は深い谷底で、進めば滑落しか想像できませんでした。
南斜面の3本の尾根を繋ぐ横のルートは、崩落で廃道と思った方が良いです。

最短尾根ルートは南尾根ルートのような歩きやすさはなく、赤リボンを頼りに歩く難ルートでした。
過去に歩いたことがあるはずなのに、その激しい急斜面の下りに何度も足を止めて慎重になりました。
「もう二度とここは下らないぞ」と誓ったほどです。
ただ急登を登るのは好きなので、山頂までこのルートは再チャレンジします。

大日山で西尾根ルートをまだ歩いていません。杉沢林道を長距離歩かなければなりませんが、どのような道か楽しみにしています。



かわせみ湖から山の奥地に入っていくと、人のいない静かな大自然の中を感じることができる大日山は、ありのままの山、山らしい山と思えてお気に入りです。
杉沢の大滝・下段
杉沢の大滝・上段
大日山の急斜面と格闘
GPSコース図(反時計周り)
大日山へは今年早くも3回目になります。
予定していたルート通りにはいかないことが多いのですが、それが私の好奇心を刺激してまた足を運ばせる山です。
ルート・踏み跡のない部分もあり、より確実に、更に歩きやすい道がないかを模索させてもくれます。
大日山を歩くのは、ハイキングとも登山とも違うものを感じています。
かわせみ湖からスタートするのも5回目
歩きたいルート、探索したいルートがたくさんあるので、周回方法に悩みましたが、まずは長い林道を歩き「杉沢の大滝」を過ぎて崩落して行き止まりの地点まで行きました。
安全に崩落個所を迂回できるルートを探しています。
沢の左斜面が崩落している
本来道があったとは思えない程崩れているのですが、この右斜面上には林道が残っていて、そこまでを迂回できれば大日山金剛院まで行くことができます。
前回上の林道から見下ろして緩やかな尾根を利用するのが良いと思ったのですが、下から見上げて判断ミスをして、とても危険な所を這い上がることになってしまいました。
「これは下りられない」と思ったときは遅く、登り切るしかなかったのですが、ロッククライミングってこんな感じなのかと思うほど苦労しました。
滑落の危険もあるので、登っていく場所の見極めはとても重要です。
このポイントだけで疲れ切ってしまった
気を取り直して、今回上の林道から下った尾根は踏み跡があり、最短尾根登山口が見える部分まで楽に下りて来られました。(GPSコース図参照)
ただ、最後に沢まで下る部分が実際歩かなかったのでわかりません。が、急ではありますが滑落の危険はなさそうです。
林道への登り直しも2本の脚でちゃんと立って歩けたので(笑)楽に思えました。
ここを迂回路とするのが一番歩きやすそうですが、沢の上流まで入っていけばよじ登る距離は短く済むのも事実です。
いずれにしても、またいろいろ試してみたいと思っています。
初めての尾根ルートに入る
大日山の南斜面には3つの尾根があり、今回は一番東側の尾根ルートで山頂まで一気に登りました。
苦労して登った林道に登山口があり、最初はルート明瞭なのですが登るにつれ踏み跡が薄くなっていきました。
笹薮の中に突入する 踏み跡はわかる
大日山山頂に到達
金剛院側、東尾根以外のルートはどれも山頂付近で踏み跡がなくなりますが、一番高い所に向かっていけば到達できます。
山頂手前の平坦地で、大日山で初めて人と遭遇しました。
倒木に座って女性が休んでて、お互いに「ここで人と会うのは初めて」ととまどいながら話をしました。
南尾根ルートで登ってこられて、私と同じで人がいない大日山が好きで話が弾みました。
2022/01/29
南尾根ルートで下山をはじめると、少し離れた所で男性が登ってきました。
距離があって話はできませんでしたが、先週の湖西連峰の中山峠といい、今まで人と会わなかった場所で続けて遭遇することになりました。
2022/03/05
このルートなき急斜面を歩く
南尾根ルートの途中で、最短尾根ルート、当日登ったルートを山の中腹で繋ぐルート(作業道)を確認するために方向を変えました。
最初は明瞭でしたが、急斜面を横切るルートは崩落でなくなってしまいました。
道なき斜面を真っすぐ進むと見覚えのある最短尾根ルートに出られて、既に歩いたことのある踏み跡で更に東へ向かいました。
非常に危険な崩落地
画像の地点は以前にも来たことがありましたが、いよいよ先に進んでみることになりました。
必死でロープを掴んでヒヤヒヤしながらなんとか渡り切ったのですが、そこから先を見たとき、「とても無理」と勇気ある撤退をすることにしました。
足場がほとんどない急斜面、掴む木々もなく、下は深い谷底で、進めば滑落しか想像できませんでした。
南斜面の3本の尾根を繋ぐ横のルートは、崩落で廃道と思った方が良いです。
最短尾根ルートで下山
最短尾根ルートは南尾根ルートのような歩きやすさはなく、赤リボンを頼りに歩く難ルートでした。
過去に歩いたことがあるはずなのに、その激しい急斜面の下りに何度も足を止めて慎重になりました。
「もう二度とここは下らないぞ」と誓ったほどです。
ただ急登を登るのは好きなので、山頂までこのルートは再チャレンジします。
2017/11/24
2020/03/13
ようやく登山口 見下ろしてこの急角度
大日山で西尾根ルートをまだ歩いていません。杉沢林道を長距離歩かなければなりませんが、どのような道か楽しみにしています。
水量の少ない太田川ダム「かわせみ湖」に戻る
サクラも出迎えてくれました