恒例にしていた初詣と初日の出に
秋葉山に登るのを、昨年は大晦日に行う年末詣に変更しましたが、今年はさらに一日早く30日(小晦日・こつごもり)と言うそうです)に行いました。
秋葉山登山といえば東海自然歩道でもある「表参道」ルートを使うのが一般的ですが、よりボッチ歩きを味わうためにマイナールートの
裏参道(塩の道)を2019年の11月以来に歩いてきました。
険しい道のりを越えて「前不動」に
GPSコース図
前回同様、起点は
「下平山農村公園」です。
できるだけ麓からと思えば、2019年4月に使わせてもらった秋葉ダム湖沿いにある「青谷ポケットパーク」が良いのですが、駐車可能台数が少なく他の利用者に迷惑がかかりそうなので使用をやめています。
瀬尻橋近くも考えましたが、年末ということで施設が利用できるかわかりませんでした。
いずれにしても秋葉ダム湖畔から登り始めるのはとても厳しいので、かなり中腹まで車で登ることになりますが「下平山農村公園」を利用させてもらいました。
下平山農村公園 高い場所にあります
一旦目的地の秋葉山とは反対方向となる北へ向かい、
「道祖神」のある場所で
「塩の道」に合流して
「秋葉神社」を目指して南下します。
距離が長くなることと整備されていない荒れたルートは、表参道とは全く違うもので、秋葉山の印象も変わってきます。
今回は年末詣に行ってきましたという簡易的報告にとどめ、後日詳細を記事にする予定です。
「道祖神」から塩の道を南下
「塩の道」の道標を頼りに進む
丁石が並ぶことが参道である証
険しい山道に苦戦
橋は崩壊 もはや橋にも見えない
2つ目の崩壊した橋
ご覧のとおりルートは不明瞭 それが楽しい
自宅を出たときは良い天気でしたが、スタート時は曇天になり雨や雪も覚悟しました。
ルート上は落ち葉や落ち枝が多く足に絡みついてくるし、フカフカで柔らかく蹴ることが難しいのでペースが上がりません。何より疲労してしまうので体力的に厳しくなります。
前不動でスーパー林道に合流:画像クリックで説明書き
二等三角点(941.5m)に到着
正観音菩薩と不動明王が並ぶ
「前不動」の力なのか、強風に雪が舞うのも見えて寒さに震えてしまいました。
風の音は孤独感を極めさせます。
このルートは3度目ですが、一度も人と会ったことはありません。
無線中継所近くの展望箇所も、雲が多く見晴らしはなくなっていました。
秋葉神社まで、もう少し南下します。
秋葉神社に着くと人影が多く見られた
秋葉神社から はままつの空
雲の流れは速く時折小さな青空が見え隠れ
強風に少し雪も舞う中、秋葉神社で参拝をしました。
上空の雲がものすごいスピードで流れていて、時折青空が見え暖かい陽射しが射しこんできました。
場所によっては無風で静寂になり状況が一転するので、二つの世界を行き来しているようにも感じました。
靴底のはがれを応急処置して下山
雨で靴が濡れることも想定し、古い靴(既につま先が少し剥がれていた)を使用したのですが、下山時の荒れた山道でトドメをさされて靴底が半分剥がれるアクシデントが起きました。
いつも持ち歩いているガムテープでぐるぐる巻きつけて、応急処置で何とか無事に下山できました。
八幡神社で無事下山を感謝
八幡神社の上部が工事で林道が入り乱れて、以前のルートを正しく追うことができませんでした。
往路と復路で全然違う所を歩いてしまい、四苦八苦して八幡神社まで戻りました。
下平山農村公園までもミスコースして遠回りしてしまいましたが、ご愛敬で最後まで楽しく歩き切りました。
2021年最後を締めくくるにふさわしい山行になって感無量です。