【2023半夏生】遠州森町の半夏生の道・汗ばむ梅雨の晴れ空の下を歩く
▲ 半夏生の里 ▼ 半夏生の群生地
梅雨ですが今週は雨はそれほど降らないものの曇り空が続き、ムシムシジトジトの蒸し暑さで汗が噴き出て、毎日洗濯に追われています。週末からは7月に入り、今年の下半期へと入っていきますが、この時期になると「
半夏生(はんげしょう)」に想いを馳せてしまいます。
半夏生 別名 片白草
半夏生は水辺や湿地に自生するドクダミ科の多年草です。6月の終わりごろから7月の初旬に開花し、花穂の下の葉が半分白くなり、半分化粧しているようなのでハンゲショウと呼ばれるようになりました。また、暦の上で夏至から数えて11日目を半夏生と呼ぶことからという説もあります。
花が咲くと葉が白くなるのは、虫媒花なので虫に花の場所を知らせるためと考えられています。
半夏生の群生地へ向かう道
半夏生の道にはお地蔵様が並んでいる
遠州森町の鍛冶島では古来より半夏生が繁茂し、県内最大、国内有数の一大群生地になっています。2017年8月に
菰張山(こもはりやま)を歩いた際に偶然
「半夏生の里」を見つけて以来、すっかりお気に入りの大切な場所になっています。
ツマグロヒョウモン 翅を広げるタイミングに合わなかった
半夏生の里へ向かう道 右下にお地蔵様
半夏生の里に到着
いざ群生地に到着するとちょっとした異変を感じました。半夏生の数が今までよりも少なく勢いがないように見えたのです。自分たちとは反対側から来た人たちの話し声で「だいぶ流されちゃったね」と聞こえたので、近年の豪雨による水害の影響なのかと思います。
不思議な植物 魅力的な姿と名前
半夏生だけでなく鍛冶島地区周辺道路も崩落で通行止めが多くなっていました。県道399大河内森線では日月(じつげつ)神社のバス停から先が通行止めでした。太田川ダム・かわせみ湖へは迂回路があるかは確認していません。町道・三倉下田線で門田橋を渡った後の分岐点で左・曲尾三倉方面も工事中で通行止めでした。
イナゴ
ガクアジサイもきれいでした
当日は鍛冶島の門田集落の駐車場を利用しました。歩いたコースがGPSできれいに記録されなかった(以前の記事をご参照ください)ですが、ゆっくり歩いて約1時間での往復でした。現地は予想通りとても暑くて、多めに水分を用意しておいて正解でした。歩き終えたときは汗びっしょりになるので着替えもあるといいです。里山に囲まれた田んぼのあぜ道ですが、整備もされて歩きやすく、花や虫たちを眺めながら歩くのはとても良い時間でした。
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