【夏の光と緑の風景】蝶を追いかけて朝散歩・珍種と思いきや外来種アカボシゴマダラ
森の水車公園内が除草作業されたことで野花が減ってしまい撮影機会が減っているのですが、今朝は芝生広場の片隅でチョウがヒラヒラと舞っているのを見つけて撮影できました。
撮影時は静かに息をひそめて、蝶のいる場所を見極めてデジカメをズームしていきます。これが第一の難関で、ズームしたときにどこにいるのかよくわからなくなってしまいます。姿を確認できたらピントを合わせ、時にはマクロ撮影に切り替えてシャッターを押します。これを瞬時にやらないと逃げられてしまうので焦ってしまいます。
撮影時は蝶の種類など全く認識していません。そもそもそういったことに詳しくないので、とりあえずきれいに撮影することに集中しています。今回の蝶も、「きれいな模様で初めて見るものだ」とワクワクしながらシャッターを切っていました。
帰宅してから調べ、最初はアゲハチョウの一種なのかと思いましたが一致するものがなく、もしかしたら珍種なのかと思いました。しかし複数のサイトで調べたところ、特定外来生物の「
アカボシゴマダラ」だとわかりました。
1990年代に海外から関東地方に持ち込まれ、静岡県西部では3~4年前から目撃されはじめ既に定着しているそうです。羽に赤色の斑紋があるのは「夏型」で、「春型」にはないのだそうです。
きれいな蝶で問題なさそうですが、幼虫はエノキの葉を食べるので、オオムラサキやゴマダラチョウへの影響が心配されています。人への危害はありませんが、飼育・譲渡・野外へ放つことは禁じられているとのこと。珍種と思っただけに少し複雑な気持ちになりました。
シオカラトンボ
人間社会と同様に自然の世界にもいろいろありますが、バランスを崩さないように平和でいられるといいです。(記事参照 静岡新聞)
※ 今までのチョウの記事
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