遠州森町の小国神社から「本宮山」を歩いてきました。
本宮山山頂には小国神社の奥宮
「奥磐戸神社」があります。
「小国一宮大境三ッ石」にて
GPSコース図:右上クリックで拡大
とても好きなお山なのに昨年1年間行きそびれ、上記事の2018年10月以来の山行となります。
そのとき下山時に見つけたルートの確認をしたかったのと、激しいアップダウンのコースを歩くことで自分を取り戻したいと思っていました。
お正月三が日の山中は人が多く、自分らしい山歩きができなかったように感じていたのです。
町道大上宮奥線が工事中
「小国神社~本宮山コース」は歩く森町のウォーキングコースで、この道を真っすぐ進みます。
当日は通行可になっていましたが、近日中に歩くのを計画されている方は注意が必要です。
私はここから左手の山道に入る予定だったので影響は全くないわけです。
前回見た「サルの腰掛け」は健在だった
林道から奥深く入った記憶だったのですが、ルートが消えてしまい探索することになりました。
記憶というのは曖昧なもので、結局は林道から入ってすぐに左手に上がっていくようになっていました。
でもこのルート探しも楽しいもので、見覚えのある道になってからは心地よさしかありませんでした。
厳しい登りがまた楽しい
虫生(むしゅう)からのコースと合流してからはいよいよアップダウンの連続となります。
壁が立ちはだかっているような急坂の登り、見下ろすと少し怖さも感じるほどの下りが続きます。
鳥のさえずりや、木を突く軽快な音に耳を傾けながら、歩くのが本当に気持ちよかったです。
久々のトレッキングポールの使用が正解だった
木段などが全くなく、整備されていない自然のままのルートを歩くときはトレッキングポールはとても有効だと思います。
スリッピーな足場でバランスを保つのにとても役立ちました。
本宮山山頂の奥磐戸神社に到着
神社の屋根上方の木立が美しい
そして空を見上げる
この場所に来ると、ぽっかりあいた木立の中から空を見上げたくなります。
澄み切った空気、静寂な自然の空間、時間もゆっくり流れているようで、心が洗われるというのはこういうことなのだろうと感じます。
鳥居の向こうには山脈と浜松市街地が
浜松市方面の展望
登山口に戻る復路で、知らないうちに往路とは違うコースで林道に出られ、また新たなルートがわかりました。
そのときに草むらと突破中にガサガサと音がして、振り返ると「あ、いたの」と思わず声をかけてしまいました。
可愛いカモシカとご対面
カモシカの習性なのか、声をかけようが写真を撮ろうが全く動かずこちらを見てます。
「お見送りありがとう」と私がその場を去りました。
総距離は14㎞、所要時間は5時間47分、累積登り下りは共に1,037m、歩数計は25,360でした。
とても寒い日でしたがしっかり汗をかき、よく歩いた実感と、爽快感の余韻がいつまでも残る山行でした。
感じることを大事にした、こういう山歩きをしたいんだったよな、と自分を取り戻すこともできました。