絶景のパノラマ展望へ!県境の稜線で「城山」を越えて引佐町田沢から往復

ゆかみたけし

2021年10月23日 12:11

今年は県境の稜線歩きにハマっているわけですが、中でも印象に強く残っているのが「城山(じょうやま)」への厳しい登りと朝陽が射しこむ美しい道のりです。
5月に城山から弓張山、浅間山の3山を縦走往復しましたが、今回は城山メインの短縮バージョンで、下山時は別ルートを冒険してきました。


「山並み はるか」の絶景を楽しんだ

GPSコース図

2021/05/15


「たざわの里」から向かう山を見上げる

前回は初めてだったので登山口を探すのに苦労して、強引に登った斜面に新たに工事用らしき道ができていました。(GPSコース図参照)
国道257号の「炭焼田トンネル」の上を通って行くのですが、このルートは最初から登り下りが激しく荒々しさ満点です。
肌寒い朝でしたが、歩きだすとすぐに体は温まりました。


いきなりの急登も木の根など足掛かりはある


木立の中に朝陽が射しこむ


急登の後に癒しの道

愛知県側の大森山からのルートと合流してから、画像のような平坦で背の低い笹薮の中の癒しの道に変わります。
私が知っている限り、最も美しい山道です。


お気に入りのルート NO,1



岩場やアップダウンを繰り返すハードなルート


山頂にはアンテナ鉄塔


南側わずかな展望でアクトタワーが見えた



山頂三角点「田沢村」657.2m

見晴らしの良い展望のあるなしはあまり気にしないタイプですが、もう少し先にあることを知っていれば頑張ってしまいます。
県境の稜線の次のピーク「弓張山」との間にある林道(舗装路)まで足を延ばしました。


待っていた絶景


南アルプス方面アップ 雪景色


まさにパノラマ展望


名前が欲しい展望名所


ハンパない解放感!

この展望地は麓から狭い山道ですが舗装路で繋がっています。
自動車で登ってこられた2人組のご婦人方がいていろいろ話をしました。
地図で現在地を確認したり、この近辺の道路状況や位置関係などの情報を提供しました。
お二人はクマタカという一番大きな鷹の飛ぶ姿を追っているそうで、初めて来たこの絶好の場所に興奮されていました。
お互いに帰り道の無事を願って別れ、自分は城山へ再び登り直しましたが、楽しい出会いと交流のおかげで全く苦にはなりませんでした。


美しい山道の曲線 わかる人にはわかる

下山では途中で前回見つけて気になっていた分岐点から別ルートに入りました。(GPSコース図参照)
地形図では点線表記になっていますが、実際は途中で道がなくなるパターンもあるので探検家になった気分で進みました。
帰宅後の確認では、地形図の線より東側の林道(神子川線)に下りてきました。


神子川から見た「霧山」


祝砲の花火みたいなシシウド


神子川を通って「田沢西」のバス停に出た

さすが山の麓だけあって、道端には野花がたくさん咲いていて、あれもこれもと撮影してしまうので駐車位置まで戻るのに時間がかかってしまいました。
これもまた楽しいひとときでした。


城山三角点にタッチ

前回5月の時の山頂は虫が飛び回っていて大変でしたが、今回は静かなもので、道中の蜘蛛の巣も気にならないほどだったので、これから歩くのに最適なシーズンだと思います。
愛知県側からのルート情報は多いですが、炭焼田トンネルからの県境の稜線ルートと、神子川ルートの情報は少ないので参考になれば幸いです。

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