東海自然歩道の旅の続きは愛知県に入っています。
一週間前には「阿寺の七滝」と「鳶ノ巣山」の区間を往復しましたが、今週は鳳来寺山の中腹
「湯谷峠」と
「阿寺の七滝」の区間を歩いてきました。
武田信玄が鉛をとったことから名付けられた
「鉛山」に登ったり、
「不っ田の七滝」などたくさんの滝をめぐって歩く面白いコースでした。
不っ田の七滝を眺める
GPSコース図
鳳来寺山パークウェイの「行者越無料駐車場」を起点にして、湯谷峠から三河大野に下る予定でしたが、駐車場への道路ゲートが朝8時にならないと開かないことが現地に行ってからわかり、変更して「
湯谷温泉無料駐車場」を起点にしました。
以前に三河大野から湯谷峠への登りで東海自然歩道を歩いたことがあるので、このルートを逆に下ることにこだわりました。
東海自然歩道歩きは、片道だけでなく往復することにしています。
湯谷温泉から湯谷峠までの登りで一汗かいた
石が多く歩きにくい峠からの下り
林道に変わると朝陽が射しこむ
これでこの区間も往復したことに
宇連川を橋で渡ると桐谷の不動滝
立ち入り禁止で近づけない
説明書き
静かに大きく流れる宇連川を渡った所に
「桐谷の不動滝」があるのですが、
「荒沢不動明王」と書かれた鳥居からは立ち入り禁止で近づくことができませんでした。
不動明王の姿や秋葉街道の道標を、是非次の機会には見てみたいものです。
国道151号を横断して、三河
大野の細い路地
「別所街道」を抜け、東陽小学校を回り込みながら急坂を上がって
「山伏峠」を越えて
睦平(むつだいら)に出ます。
途中で
「霊験あらたかな琴森稲荷」にも寄りました。(GPSコース図に画像あり)
三河大野の小高い高台にある小学校前から素敵な青空
峠を越えたら花が出迎えてくれました 十月桜?
睦平(むつだいら)を通る渋川鳳来線(県道505号)から名瀑
「不っ田の七滝」に入ります。
同じ七滝で「阿寺の七滝」はよく知られていますが、
鉛山を挟んで反対側にも七滝があることを初めて知りました。
近づいて行くと、一気に流れ落ちるものでなく、長い距離・段を使って流れている滝で、とても日本的に感じてしまいました。
滝に向かう道から全体を眺められる
パワースポットと書かれていた中断の場所
上段の方にも近づけます
幸福の鐘を鳴らしました
上の画像で
「福多大瀧不動明王」と書かれているように、「不っ田」はもともと福が多い「福多」だったようです。
願いを込めて鐘を鳴らしましたが、肝心な不動明王の姿を確認できませんでした。
滝の流れに見惚れて時間がなくなってしまいましたが、次回はしっかり探したいものです。
これは狐があるのでお稲荷さんと思われる
鉛山に向かいます 滝上部の橋
中央構造線睦平露頭:画像クリックで説明書き
貴重なものを見られた
旅の途中で思いがけずに珍しいものに出会うことがありますが、この
「中央構造線睦平露頭」も正に興味深いものでした。
巨大大地震にも大いに関係あるものだと思うので、見ていて少し怖くなりました。
鉛山峠は大きな林道分岐点
東海自然歩道ではよくあることですが、林道と登山道と交互に歩きながら
「鉛山峠」まで登っていきます。
峠は大きな分岐点になっていて、そこから
「鉛山」山頂への登山口がありました。(道標はない)
いきなり大きな段差のある急登でしたが、今の時期踏み跡は問題なく、そのルートはとても山らしい良い雰囲気で最高でした。
東海自然歩道からはずれる山のルートは、鳶ノ巣山や大日山など好きなものが多いです。
461mの山頂三角点にて 眺望がなくても大満足の登り
この後は後編へ続きます。
2週続けての
「阿寺の七滝」でしたが、滝の流れを眺めたり水の音に耳を傾けるのは癒されました。