宝物の風景~はままつの空と物見遊山

「宝物の風景」は浜松健康院のプライベートブログです。何気ないけど心に残った風景を撮影して記録しています。

天竜美林の林道歩きで向山へ!くんま水車の里から天空のヒラシロ遺跡など周回

オリンピック開催による祝日変更により連休初日となった日、天竜区の熊(くんま)にある道の駅「くんま水車の里」から東海自然歩道で「ヒラシロ遺跡」を経て、標高771.9mの向山(むこうやま)まで足を延ばすことにしました。

天竜美林の林道歩きで向山へ!くんま水車の里から天空のヒラシロ遺跡など周回

ヒラシロ遺跡 縄文時代の復元された住居前にて

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向山山頂三角点は草に覆われていた

GPSコース図

起点となる「くんま水車の里」から西方面は鳶ノ巣山・枯山・天日山など周り、東海自然歩道も愛知県との県境まで歩いたことがあります。



しかし、反対に秋葉ダムまでの東方面エリアは全く歩いたことがなく、少し離れた白倉狭・白倉山を知っている程度で未知の領域であり、情報も少ないので下調べにも苦労しました。

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阿多古川を渡る橋に道標

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六所神社が本来のルートだが案内がない

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村田屋旅館前の道標:画像クリックで別道標

ヒラシロ遺跡までは東海自然歩道を歩きますが、熊からの道の繋がりが少しわかりづらいです。
帰路でわかったことですが、六所神社の石段を上がるのが正しいルートなのに、そこに道標がないのです。
阿多古川の橋の道標に「100m先を右に入る」ようにあり、それを見逃すと迷ってしまいます。
村田屋旅館前にも石の道標とその上部に木の道標はありますが、東海自然歩道のものではありません。
ただ、この道を入って進んでも後に合流することはできそうです。
私はスタート直後のこの場所で東海自然歩道の入り口を見逃してしまい、県道の車道で大回りすることになりました。

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大回りしたけど最高の景色に出会えた

東海自然歩道に合流する地点には「阿弥陀堂」があり、その奥には水神の「荒神社」が祀られていました。
標石からいって女性の神様で、素敵な空間になっていました。(画像は地図内にあります)

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石の道標を多く見ます

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八王神社で安全祈願

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神社前には柴の休憩所 案内板もある

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ヒラシロ遺跡に到着? 右に見える休憩所 奥に八王神社

ヒラシロ遺跡はこの道標の左手、少し道を外れた所の小さな公園程の敷地で、思っていたものとイメージは違っていましたが、海抜545m地点にある貴重な縄文時代の遺跡であることがわかりました。
住居跡や復元された住居の他に資料館があり、発掘された土器などが展示されていました。

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画像クリックで説明書き

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画像クリックで説明書き

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画像クリックで説明書き

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ヒラシロ遺跡からの眺め 山中にあることがわかる

ここから少し先の次の分岐点で東海自然歩道と分かれて白倉(峡)方面へ向かいます。
坂道の左側の路肩には「鏡岩」があります。
山中にはよく鏡のように光って遠方から場所を確認できるような岩が各地にあります。
覚えているのは光明山、姫街道の本坂峠、森町の歴史の散歩道です。




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画像クリックで説明書き

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目指す方角の山

白倉峡へと抜けるこの道を進むと峠にあたる部分は分岐点になっています。
モトクロスパークの入り口もありますが閉鎖されていました。
東に入る林道に入り、ひたすら歩いて向山山頂を目指すのですが、林道が迷路のように入り組んでいるので目視で最も高い地点へ向かいました。
地形図では途中で林道の線の表示もなくなっています。
林道に入ってから鹿(バンビ)を5頭も見ました。

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大きな天竜美林の中を歩く

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林道行き止まりから薄い踏み跡へ

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林道から道なき稜線へを繰り返す

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とにかく高い場所を目指す

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ピークまであと少し

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ようやく見つけた向山山頂三角点

ここより西方にある箒木山に行けるなら行きたいと思い、元の道を辿らず反対方向へ下山したのですが、更に厳しい林道とルートなき斜面の下りを繰り返して林道「トコサム線」に出て、白倉へ向かう道に合流してから往路の峠の分岐点に戻ることができました。
箒木山へはまた次の機会にチャレンジすることにして、八王神社でルート情報を教えていただきました。
また、南方の神明山とその麓の大栗安の棚田も周ってみたいです。

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美しい白倉川の流れ

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画像クリックで説明書き

帰路には静岡県の指定文化財となっている巨大な「柴のタブノキ」を見ましたが、タブノキは初めてだったし、異様に迫力のある木でした。

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道端に咲く自然のヤマユリ

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東海自然歩道からの眺め

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六所神社から くんま水車の里

六所神社の画像は地図内にありますが、立派できれいな神社の境内を通って熊の街に戻りました。
くんま水車の里の駐車場は、朝は自分の車だけだったのに満車になっていて驚きました。
祝日になったので家族づれやグループで川遊びやキャンプなどで人が集まったようです。
暑い中を山歩きしたのは自分ぐらいかなと思いつつ帰り支度をしました。

自宅のある浜松西部から、くんま水車の里まで渋川を通過すると距離的に近いのですが、あまりに狭い山道なので遠回りとわかりつつ天竜鹿島経由にして行きました。
帰りは観音山の久留米木の棚田に出るルートを使ってみましたが、ここも狭い山道で運転が大変なので、阿多古川に沿って走るのが安心で良さそうです。




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