ものの命を大切に!袋井市可睡斎のひな祭りで春の足音を聞く

ゆかみたけし

2017年03月03日 14:27

本日3月3日は「ひな祭り(桃の節句)」です。

先日、袋井市の可睡斎のひなまつり」、日本最大級の32段1200体のひな人形を見に行ってきました。



この「可睡斎ひなまつり」は、人形供養で納められた約3000体のひな人形を大切に保管し、一度は役目を終えたおひな様に「もう一度命を与えることはできないか」「ものの命を大切に」との考えで毎年開催されています。
画像のように、国登録有形文化財の瑞龍閣をメイン会場に、ものすごい数のひな人形が飾られていて圧倒されました。





「可睡斎ひなまつり」は、3月31日(金)まで開催されています。
開館時間は午前8時から午後5時までです。
拝観料は500円(小学生以下無料)で、室内ぼたん園と諸堂拝観も含まれています。

ひな人形だけでなく、江戸時代から伝わる「つるし雛」ぼたんの花も展示されていて、見る価値があると思います。
この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。


会場入口にはハート型のひな壇が



大河ドラマで話題の細江の「龍潭寺」の庭園も見事ですが、こちらも綺麗でしたよ。

あと、写真がブレて載せられませんでしたが、是非トイレにお立ち寄りください。
トイレの中に神様がいます。





この本堂(法堂)の中も見学することができて、本尊の聖観世音菩薩をより近くでお参りできます。



天竜区の「光明寺」の日本一の大黒様を先日紹介しましたが、こちらにも大黒様が祀られています。
画像の福徳さずかる「おさすり大黒様」は階段を登って山門をくぐって右側にあります。
大黒殿は別にあります。
一さすりで福を招き、二さすりで徳を授かり、三さすりで満足を戴くと書かれています。


山門左手の「活人剣」


山門左手の「輪蔵堂」


秋葉総本殿三尺坊御真殿





大黒殿の左手から更に奥へ階段を登ると、「秋葉総本殿三尺坊御真殿」があり、そこから右手へ渡り廊下の下をくぐって山に上がって行くと「奥之院」「出世六の字穴」があります。
奥之院・六の字穴の方は訪れる人が少なく、穴だけに穴場とも言えると思いますよ。


可睡斎全体を見渡せる小高い丘に登ります


奥之院


出世六の字穴


出世六の字穴の解説

可睡斎の名前の由来(HP・ウィキペディア参照)と併せ、徳川家康公ゆかりの禅寺と呼ばれるのがわかります。



更に境内西側には「放生池」があり、池の中央には画像の「魚藍(ぎょらん)観音」があります。
更に西の山道を上がって行くと、インドガンダーラ様式の建物「御国塔」があります。

4月8日(土)からは「ぼたんまつり」(5月7日まで)が放生池の西側のぼたん苑で行われます。

このように見所が多く、いろいろ見て回ると良いウォーキングにもなると思います。
寒さもやわらいできて、お出かけして身体を動かすのにも良い季節です。
名物の「ぼたん餅」「ぬれおかき」等おいしいものもあります。

※注  画像には以前に訪れた際のものが含まれています。ご了承ください。


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