石の祠が12基鎮座されている上の浅間山山頂
たくさんの山頂標識に囲まれて 上の浅間山山頂(519m)
「上の浅間山」は「かみのせんげんざん」と読みます。
上があるので
「下の浅間山」もあり、「しものせんげんざん」と読みます。
愛知県と静岡県の県境には「浅間山」が多く点在するのは、本家の「富士山本宮浅間神社」を拝礼するためではないかと言われています。
「上の浅間山」と「下の浅間山」は、浜松引佐の富幕山山頂から
「陣座峠」、
「黒松峠」を経て、国道257号線までの間にある県境の稜線にあります。
GPSコース図(2021.1.14)
県境の稜線歩きを意識したことはなかったのですが、湖西連峰や雨生山などを歩いているうちに、通して歩くのもおもしろいと思い始めました。
参考にした登山記録を見ると、道の駅「鳳来三河三石」から登るものが多かったのですが、より多く稜線歩きをするために陣座峠から入ることにしました。
富幕山の奥山高原から朝の展望
なるべく麓から山に登ることを心掛けているのですが、今回は
富幕山の奥山高原駐車場からスタートしました。
富幕山の山頂から県境に合流です。
富幕山山頂三角点(563m)から陣座峠へ
陣座峠の登山口付近は林道工事中
陣座峠の富幕山登山口付近の路肩に駐車する人も多いのですが、現在林道工事中で駐車はできない模様です。
私はここまで細い山道を車で走るのが嫌だったので最初から回避したのですが、それが偶然でしたが正解でした。
黒松峠への道標プレート
画像の登山口はすぐにわかりました。
ここから黒松峠までのルートが最高で、とても気に入りました。
私の好きな、木のテープを頼りに進む薄い踏み跡を辿る道のりだったのです。
地図を見るとわかるのですが、入るとすぐに採石場を避けるためにルートが迂回しています。
この道標から本来のルート
画像の場所から踏み跡の状況が変わったように感じたので、ここから本来の稜線ルートだと思いました。
アップダウンを繰り返しながら進みますが、心地よさを感じる山道でした。
狩宿山山頂三角点(474m)
黒松峠からは林道っぽいルートに変わった
下の浅間山山頂(479m)
「下の浅間山」から一旦大きく下って、登り返すと「上の浅間山」です。
逆から登ってくる人たちも、上と下の浅間山をセットにして折り返しているようです。
分岐点がいくつかありますが、道標もあるので迷うことはありませんでした。
山頂までもうすぐの所に石祠
山頂が見えてきました
裏側からお邪魔します
山頂に並ぶ石祠が特徴的
条件が良ければ富士山も見えることがあるようですが、当日は朝から靄がかかって眺望はよくありませんでした。
私は展望がなくても全然気にしないタイプで、とにかく気持ちよく歩ければ良いので、このルートはとても気に入りました。
特に
陣座峠と黒松峠の間が心に残りました。
陣座峠から上の浅間山のルート区間では誰とも会いませんでした。
陣座峠から上がった展望場所(復路)
陣座峠~富幕山の中間地点の展望
富幕山山頂から浜名湖展望
富幕山山頂から湖西連峰方面
復路では陣座峠から奥山高原まで楽な林道歩きも可能だったのですが、せっかくなのでしっかりと山頂経由で往復しました。
富幕山は手軽に登れるので人気があり、山頂休憩所にはたくさんの人がいました。
山歩きには最高のシーズン、このまま普通に楽しんで続けられることを切に願います。