1月に奥山高原から富幕山~
上の浅間山(かみのせんげんざん)の間の静岡県と愛知県の県境の稜線歩きをしましたが、その続きとなる行程を歩いてきました。
上の浅間山と次の
城山(じょうやま)の間には、新東名高速道路が通っているため、完全に県境を歩き続けることはできません。
次の城山歩きに繋げるための下調べも兼ねての山行になりました。
石の祠が並ぶ「上の浅間山」山頂
GPSコース図
前回は上の浅間山で折り返したので、東側の稜線を反対から登ろうと計画を立てました。
起点となる駐車場所に悩みましたが国道257号線の路肩(地図内参照)にして、引佐町的場から登ることにしました。
厳しいコロナ禍の中、スタート地点となる駐車場所は県境を越えないように意識しています。
新東名高速の巨大な橋の下を通って浅間山を目指す
山歩きに行っていつも思うのが、麓の街や村が本当に素敵なところだということです。
引佐町的場もきれいに整備されていて、花がたくさん咲いていました。
新光山・長福寺(的場のお堂)は、風通しの良いお堂で仏像が並んでいるのを見ることができます。(地図内に画像有)
新東名高速の横道を登る
右端のピークが県境稜線続き 中央鉄塔が城山山頂 左ピークは愛知県の大森山
林道「的場空山線」の入り口に道祖神:画像クリックで説明書き
未舗装路に変わる辺りから県境の稜線になり、しばらく登っていくと登山口がありました。
林道を下に見ながら登っていくこの道がとても素敵で、気持ちよく登っていくことができました。
県境の稜線を登る
新緑に囲まれたルートは明瞭ですが、そんなに歩かれているようでもない、ちょうど良い加減の踏み跡具合で私好みでした。
ゆっくり味わうように登って、前回とは逆方向から山頂に到達です。
かすかに富士山も見られた山頂
上の浅間山から黒松峠・狩宿山まで行って折り返すことも考えましたが、下の浅間山から黒松峠までが林道っぽい道なので、それよりは今後のために周辺を探索を兼ねて回ってみることにしました。
かなり複雑に道が入り乱れていることがわかりました。(地図参照)
山上では少し愛知県側に入ってしまいましたが、このぐらいはご勘弁をお願いしたいです。
山に入ってからは一人とも会うことはありませんでした。
下の浅間山で折り返すことに
県境の稜線が続く次の山を見る
新東名高速の向こう側に見える山に県境は続いていて、山に名前はありませんが324mのピークです。
まだ時間に余裕もあったので、様子を見ていくことにしました。
風力発電が並ぶ稜線の眺め
どこからどう登るのか悩ませます
立ち入り禁止 当然です
新東名高速のトンネルをくぐって反対側の道路に出て登れそうな場所を探しましたが見当たらず、西側に周ったところで林道の入り口を見つけました。(地図参照)
その道も荒れ放題、次第に踏み跡もなくなりましたが、強引に一番近い稜線目指してよじ登りました。
道のない急斜面を上がるのは何度やっても大変です。
県境の稜線の端 登ってきた上の浅間山を眺める
稜線の踏み跡は明瞭で324mピークには辿り着きましたが、どこまで歩行可能なのか続きを探索して行き着いた場所が上の画像です。
本来は反対側に県境の稜線の道が続いていたわけで、ここの峠の部分を削って高速道路が作られたのだとわかります。
324mピークを通る県境の稜線にスムーズに登るには、城山方面からの本来のルートが一番良いと思います。
違うルートがないものか探索しながら下山しましたが、作業道が混在していて大変なだけでした。
国道257号の炭焼田トンネルに出た
324mピークから県境の稜線を外れて下山してしまったので、次回はそこから歩き始める予定です。
上画像の炭焼田トンネルの上を通って
城山(じょうやま)へと登っていきます。
緊急事態宣言が再び出される状況下なので、山行の自粛(あくまで自己判断)もあって一気にとはいきませんが、県境の稜線歩きは続けたいと思っています。
※ 2021年5月に城山・弓張山・浅間山を歩きました