前夜にたっぷり雨が降りましたが、予報では曇りで夕方に向けて晴れてくるというのを信じて山歩(さんぽ)の準備を就寝前にしておきました。
また雨が降りだしそうな曇天の下、「
上の浅間山(かみのせんげんさん)」を周回してきました。
上の浅間山山頂まであと少し
山頂で一息
GPSコース図(反時計周り)
天気の悪い日は山に入る気持ちが正直萎えてしまいますが、スタート時に雨がやんでいて途中から雨になっても、歩くのにはそんなに苦労はなく、雨の中でも意外と楽しいことを昨年の秋葉ダムから箒木山まで往復した山行で体験しました。
舗装路や林道歩きを多くすればリスクもなく、雨で濡れた道を歩くのは新鮮ですらあります。
序盤で雨が降り出したら引き返すことも考えて、起点を
「的場四方浄農村公園」にして登山口の愛知県
中新戸まで長い舗装路歩きをしました。
新東名高速道路の「いなさJCT」を眺めながら歩いたり、車からでは気が付かなかった崖面に並ぶお地蔵さんを見つけたり、どこを歩いても色々な発見があって楽しいものです。
高速道路横を歩く
崖面にお地蔵さまが並んでいた
中新戸の登山口:画像クリックで案内書き
「上の浅間山」のメインルートがこの中新戸登山口からのもので、以前から興味があってようやく実際に歩くことになりました。
案内板には「浅間山」とあるように、地形図の表記も単に「浅間山」です。
よく整備され歩きやすいルート
2つ目と3つ目の林道と交差する場所が多少複雑ですが、案内があるので迷うこともありません。
「山頂まであと20分」の案内板のある所で、頂上方面には向かわず
「下の浅間山」方面に向かうルートに切り替えました。
雨も降らなそうだし、ルート状況も良いので、遠回りして距離を延ばすことにしたのです。
美しい森の中 なだらかな道
山頂を繋ぐ稜線と一度ニアミスをするものの、大きなアップダウンのない山の中腹を横切るルートです。(GPSコース図参照)
昨年の4月にこの周辺を探索して大体の感じを予想できていたので、周回ルートを組み立てることができました。
やがて林道と合流し、
「黒松峠」手前で県境の稜線に出たところで、更に足を延ばして474.1mの三角点のある
「狩宿山」までピストンすることにしました。
黒松峠と狩宿山間は、急登はありませんがとても良い雰囲気のルートで毎回癒されます。
雨の後で自然が浄化されているようで、森が更に美化していると感じました。
「狩宿山」三角点で折り返す:画像クリックで山頂標記
「黒松峠」のプレート
「下の浅間山」山頂を通過
稜線上はアップダウンあり 倒木越え
「上の浅間山」山頂までの登り
山頂には12基の石仏が並ぶ
「富士山覗き穴」
富士山方面の見晴らし
昨年の10月に引佐町的場から稜線を縦走往復した際も同じような空模様でしたが、歩いているうちに陽射しが出て来て神秘的な風景を作り出してくれました。
この山域は快晴でなくても十分に山歩を楽しめると思います。
下山する際も、下りで歩くだけでは勿体ないと感じてしまったほどです。
右下は林道 崖上の登山道はスリル感あり
「三岳山」のシルエットを眺める
厳しい急登もなく歩きやすい山域で、ハイドレーションの水分補給だけで一度もリュックを下すことなく歩ききってしまいました。
今回折り返した狩宿山から西、
「陣座峠」までの間のルートを気に入ったのに、まだ1往復しかしたことがないのが気になっています。コースに組み入れると長距離になってしまうからですが、
「富幕山」までの縦走往復は近いうちにやる予定です。
風力発電が並ぶ山なみ
下山して自宅に戻る頃になって予報とおり青空が見え始めました。
明るくなったので、久しぶりに花川運動公園に行き、河津桜の様子を見てきたのでまた記事にします。