山行目的地が出発時に車のハンドルを握ってもまだ未定のこともよくあります。
前日は雨だったし、いつもよりも山行にかけられる時間が少なかったので、さらに選択を難しくさせましたが、結局は最高のひとときを過ごすことができました。
上の浅間山山頂 12期の石の祠と共に
GPSコース図
目的地までの移動距離が短いことと、今までの記事数が少ないことで、4月に歩いた愛知県との県境の稜線歩きに行ってきました。
4月は稜線ルートを確認したうえで、稜線から北側に入り乱れている林道の様子を調べて戻ったのですが、今回は真っすぐ西に向かい
狩宿山(474m)までを往復することにしました。
GPSの記録した経路にはズレが出ていますが、全く同じルートでの往復です。
起点は
「的場四方浄農村公園」で、前回歩いたときに見つけた絶好の場所です。
ここの駐車場からスタート
雨が降りそうな曇天
いい雰囲気の稜線ルートの山道
厳しい急登もある
岩も越える
決して整備が行き届いているわけではなく、荒れ放題というわけでもない、そういうルートは本当に山道という感じで大好きです。
前日の雨で草木が濡れていて、新緑を思わせるほど輝いた中を登っていきました。
少し周りが明るくなったと思ったら、木々の間に朝陽が射しこんできて、今度は幻想的な世界に変わりました。
美しい風景に足を止めた
歩き進めていくと山道の状況が様々に変わっていき、単調にならないのでとても楽しいルートです。
山頂付近は笹薮で足元が見えなくなりましたが、これも山歩きの醍醐味です。
笹薮を抜ければ山頂だ
肉眼では見えなかった神秘的な光 霊的?
かぐや姫でも出て来るかと思った光
アキノタムラソウが咲き乱れる
山頂標記が多い
上の浅間山(かみのせんげんさん)山頂は、たくさんの石仏に見守られているためか、来る度に落ち着いてのんびりしてしまいます。
幻想的な霞みや射しこむ光、咲き誇る野花たちに囲まれて、ここは楽園か、はたまた天国かと思ったほどです。
黒松峠 もう少し先まで行く
狩宿山の三角点
狩宿山三角点はコース上にあり、ここで折り返しました。
黒松峠から狩宿山までは標高差も小さく、緩やかで歩きやすく、雰囲気も最高のルートでお気に入りです。
時間が許せば陣座峠まで往復したり、富幕山を登って山頂で引き返すのもいいですね。
今年1月に歩いたルートの逆をいつかやってみたいです。
復路も楽しい
登山口まで戻ると空は青く広がっていました。
新東名高速道路の横を通る
「林道的場空山線」からは、前回同様素晴らしい眺めを楽しむことができました。
林道の名前が「空山」なんて、ハマり過ぎとも思いました。
駐車場近くに
「新光山長福寺 的場のお堂」があるので、山行の無事を報告・お礼に寄りました。
地元に根付き、愛されているのがよくわかるお堂でした。
画像クリックで説明書き