2016年にはじめて秋葉山に登ったのは、ウォーキングを日課にしていたので簡単に登れるだろうという軽い気持ちからでした。
ところが下調べも水分等の準備も何もしてなく、雪の積もった秋葉寺で足が攣って転倒し、時間もなくなり引き返すことになりました。
その反省を生かして、以後登れるようになると楽しくなり、秋葉山以外の山にも行くようになりました。
せっかくなので浜松健康院のブログに投稿するようになったのが2016年の暮れです。
詳細は2016~2018の登山記録一覧表の記事にあります。
春野町の高塚山三角点にて
私がやっているのは「登山」ではなく「山歩き」だと思っています。
もともとウォーキング・散歩の延長ではじめたことです。
「登山」というと、百名山や標高の高い山、冬の雪山を目指したり、山小屋に泊まって長距離の稜線縦走したりする本格的なものになります。
私は余裕を持って日帰りできる範囲、遠江や奥三河の低山しか行きません。
森林限界を超えた大きな山は凄いと思うし、何日もかけてたくさんの山を制覇するのも楽しいだろうと想像するのですが、特に強い憧れがあるわけでなく、それよりは身近な場所にある山に、毎週のように頻繁に入って歩いていたいタイプです。
秋葉山表参道
一つの山に一度登って満足するのではなく、何度でも登って楽しみたいタイプでもあります。
山は登るコースが変わると全く違う顔を見せるものです。
同じルートを歩くにも、往復してこそはじめてその道を理解できると思っていて、周回コースは時計周り・反時計周りの両方をやらないと気が済みません。
山頂からの絶景や見晴らしは、あれば楽しみますがなくても全然平気で、むしろ途中の道のりの雰囲気などに重きをおいています。
ナイフリッジや蟻の戸渡りなどの難所や、鎖場や梯子を使って岩をよじ登るのが好きな人が多いようですが、この歳になって高所恐怖症気味であまり好きではありません。
雨の日に山に入らないようにしているのは、雨中を歩くのは平気(それなりに楽しい)でも、その後の着替えや片付けが大変になるのが大きいです。
湖西連峰
山歩きの記事をブログにするにあたって、登山専門サイトのヤマレコやヤマップなども検討しましたが、自分の歩き方がその世界に馴染まないと感じて、ずっとhamazoさんで続けています。
標高の高さや山行タイムを競うような雰囲気、コメントで仲間づくりすることなど、自分には合わないと感じました。
最初は山行データを目安になるように記事内に書いていましたが、アピールしているようで嫌になりました。
GPSのデータが残るので、見たい人だけ見ればいいスタイルに変えました。
自分では山行後の反省や復讐、今後のための資料としてデータは活用しています。
毎回GPSコース図は時間をかけ編集して作成しています。
愛知県本宮山表参道
実は高校生のときに、一年間だけワンゲル部に所属していました。
いろいろ道具を揃えたのにたった一年で辞めてしまったのは、集団活動がダメだとわかったからです。
山を歩くこと自体は好きでしたが、一人で歩きたいと当時からマイペース主義だったわけです。
部活を辞めてからは、自分で組み立てた自転車で中山道を一週間かけて、野宿や駅に泊まりながらソロツーリングしたものです。
三ツ瀬明神山
若い時はバイクが好きで、運動らしいことはずっとしてこなかったので、体力のある方ではなく、歩くペースは遅いと思います。
はじめての愛知県の本宮山を登ったときは、後ろから来る人全員に抜かれたこともありました。
マイペースで歩けばいいものを、正直後ろから人が来ると気になってしまうので、すぐに譲って先に行ってもらいます。
それも重なると嫌になるので、できるだけ人の少ない時間に歩いたり、人のいない山を選んだりしてしまいます。
また、なるべく画像に自分の姿を入れるためセルフ撮影することも多いので、人がいない方がいいです。
気分が良いと独り言を言ってたり、歌を歌っていることもあるので恥ずかしいのもあります。
光明山遺跡
そうかといって、頑なに人と会うのを拒絶することはありません。
山の中では気分が良いことも多く、話しかけられるとちゃんと答えますし、自分から見ず知らずの人に話しかけることすらあります。
今まで2回、山中で出会って話しかけられた人としばらく一緒に歩いたことがあります。
秋葉山裏参道
グッズやアイテムにも本格的な登山をしないこともあってこだわりはありません。
GPSは記録だけする簡易なもので、現地でリアルタイムに使うものではありません。
もっぱら現地では地形図等をコピーしたものを活用しています。
服装やリュック等の持ち物も、専門店やスポーツショップで購入したことはありません。
汗かきなのでタオルを頭に巻いて、必ず長袖シャツ長ズボン(古着活用)です。
もっぱらamazonを利用していて、靴(5千円以内)は1年で履きつぶすペースです。
トレッキングポールは登る山の状況で使用していますが、最近は1本で歩くことが多いです。
リュック内には万一に備えての雨具・携帯トイレや防寒シート、簡易テント、救急セットなど常に入れ、非常用災害バッグを兼ねているつもりです。
赤目揃滝~八高山
ハイドレーション(リュックに水袋を入れて歩きながら飲める)は活用していて、他に500mlペットボトル(スポーツドリンク)を2本持参し、必要に応じて増やします。
ゼリー飲料は吸収が良いと感じるので常に2個用意して、いざというときに飲用します。
山の中での食事を画像で紹介する人もよく見ますが、自分は時間をかけず、もっぱらおにぎりを立ち食いで済ませます。
下山してから車内で食べることも多いです。
鳳来寺山
季節では断然冬の山歩きが好きです。
危険な害虫がいない、蜘蛛の巣がない、空気が澄んで景色がきれい、寒いから人が少ない、運が良いと雪景色を楽しめる、などからです。
秋の紅葉シーズン、春の新緑シーズンも好きですが、人が多くなるのが難点と思っています。
週末の土・日や祝日、GW等の連休中は山にも人が増えるので行かないようにしています。(コロナは関係なし)
夏の期間は無理に山道には入らず、藪漕ぎも自分で禁止にして林道歩きをメインにするのですが、なぜか結局荒れた山道を突破してることが多いです。
宇連山~仏坂峠