宝物の風景回顧録・遠州森町の山々・本宮山・春埜山・大日山・菰張山・八形山

ゆかみたけし

2021年05月08日 11:26

昨年から続くコロナ禍の中、好きな山歩きも活動自粛により行動範囲がずっと狭まっています。今年に入ってから、お隣の愛知県の山へは一度も行っていませんし、県境の稜線を歩くときも起点(駐車場所)で県またぎしないように注意しています。
それは、浜松市周辺の山に限っての活動となり、県西部の遠州森町や掛川市の山々にもしばらく行っていません。
あくまで自粛であり自分で判断してやっていることですが、遠ざかってしまっている山々に想いを寄せて、今までの山行をまとめてみました。

■ 本宮山

2020年の1月に行ったのが最後になっています。
小国神社の本宮である奥磐戸神社が山頂にあるのが「本宮山」です。


小国一宮大境三ッ石を越えて行く

小国神社から「歩く森町のウォーキングコース」で行きますが、いくつもの小ピーク越えの稜線を歩くのと、迂回の林道を歩くのでは大きく内容が変わるコースです。
ピーク越えは激しいアップダウンの連続でハード(ストイック)です。
長い林道歩きで「西宮神社」を経由せずに、早めに稜線に取り付くコース(2020年1月)や、虫生(むしゅう)から入るコース(2018年5月)がお気に入りです。

2020/01/17

2018/05/02

■ 春埜山(+大日山)

「歩く森町のウォーキングコース」で春埜山と大日山を周回するコースがあります。
2017年1月に時計周り、2018年2月に春埜山のみで周回、2019年2月には反時計回りで歩いていて、春埜山はそれが最後になっています。
自分の感覚ではもっと周回しているので意外なのですが、それだけ印象深く残っているのだと思います。


春埜山山頂には雪が欲しい!2019年は雪がなかった

起点となる「やまめの里」からの登山口にはヤマビル注意の立て札があるので、このコースを歩くのは冬が良いと思っていて、2017年と2018年は雪が積もっている中を歩きました。

2017/01/19

2018/02/08

春埜山には「大光寺」、大日山には「金剛院」、中間にある鳥居沢山には「春埜山奥ノ院」があり、信仰の山を巡る周回にもなっています。

■ 大日山

大日山には春埜山と合わせての周回とは別に単独でも登っています。
起点を「かわせみ湖」にしたときは踏み跡が薄く急勾配のルートに大苦戦しました。
川根町家山の「野守の池」にしたときは、東海自然歩道の舗装路歩きが延々と続いて疲労困憊しました。


大日山は大変な山

2017/11/24

2020/03/13

2019/04/12

2020年3月に歩いた、かわせみ湖をスタートし「杉沢の大滝」からのルートで再確認したい箇所があるので、今春にも行きたかったのですがタイミングを逃してしまいました。
大日山では今まで一度も他の人と会ったり見かけたことがありません。
それだけ奥地であり、手が入っていない難所であり、山らしい山、山そのものと思えてお気に入りです。

■ 菰張山

菰張山(こもはりやま)は「半夏生の里」を含めて長い林道歩きとなるので、夏シーズンの定番コースにしていました。
歩く森町のウォーキングコースにもなっています。
コロナ禍により昨年は行けなかったので、2019年7月の「かわせみ湖」からの周回山行が最後になっています。

2019/07/19



「半夏生の里」とセットで歩く


菰張山山頂表示にスポットライト

徳川家康が武田信玄との戦いに敗れ、逃げ延びて隠れたという山で、光明山の「家康隠れ岩」や可睡斎の「出世六の字穴」と合わせて見ると楽しいかもしれません。

■ 八形山・歴史の散歩道

森の石松のお墓がある「大洞院」から萩のお寺「蓮華寺」を結ぶ「歴史の散歩道」の中央にそびえ立つ?198.5mの山が「八形山(はっけいさん)」です。
2017年7月に掛川の大尾山(おびさん)からの帰路に寄って歩いたのですが、短距離の中でも山歩きの楽しさが凝縮されていると感じられたコースでした。

2017/07/09


立派な登口案内は伊達でない


開放的なルートが心地よい

アクセスが良く身近なルートで、森町の「町民の森」と組み合わせて歩けば内容も濃くなりおもしろいと思いつつ実現できていません。

何も気兼ねすることなく、また楽しく山歩きができる日が来るのが遠くないことを祈りつつ、計画を練って待ちたいと思います。

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