コロナ禍による自粛で浜松市内の山行に限ってきましたが、今年初めて静岡県を飛び出して「
愛知県民の森」と「
宇連山(うれやま)」を歩いてきました。
もともとは県境などは意識することなく、アクセスが良くスケールの大きな奥三河の山々が好きだったので、久々の県外歩きのはじめはここだと決めていました。
愛知県民の森は名古屋ドーム約120個分の広さがあり、その外周を周るのは2019年以来で3度目になります。
南尾根から宇連山を目指す
GPSコース図(時計周り)
最初の周回ではGPSが不調で、2度目は途中からデジカメが撮影できなくなり、ずっと心に引っかかっていたコースです。
昨年はこの周回を上回る鳳来寺山、棚山高原を含む大周回を2回行っていますが、内容的には遜色ない厳しい道のりです。
今回は時計回りの周回で南尾根から歩き始めました。
スタート時、自分にも言い聞かせる注意書き
長時間の山行になりますし、日没時間がどんどん早くなってくる時期なので他人事ではないと心に刻みました。
どんなに整備が行き届いていても、暗くなるとルートを見失うこともあるし、足場の悪い所も多いので危険です。
途中で何が起きるかわからないので、あらゆる準備はしてリュックはとても重たいです。
はじめはシダの中の道
岩の尾根道に変わってテンションが上がる
一気に標高が上がる
紅葉と鳳来寺山展望
南尾根展望台から振り返る 歩いてきた岩の道
ワイルドな南尾根の道のり
三ツ瀬明神山の展望も素晴らしい
西尾根に変わって滝沢分岐を通過
南尾根は開放的な見晴らしと迫力満点の岩道で、ここではこのルートは外せないなと思わせます。
西尾根に入ると森の中を淡々とひたすらに登って行く感じで、それは愛知県民の森を少し外れて宇連山山頂まで続きます。
前回は山頂手前で足を攣ってしまったので、焦らずゆっくり、紅葉のはじまりを楽しみながら歩きました。
宇連山山頂929m
山頂からの三ツ瀬明神山展望:画像クリックで全貌
※ 画像クリックで出る画像に明神山右手に富士山が僅かに写っていました
南アルプス方面の展望:画像クリックでアップ
山頂手前でお腹が鳴ったので少し補給して、お昼どきで人が増える前に下山を始めました。
数人とすれ違いながら、人それぞれ色々なコースを歩いているのだなと思いましたが、北尾根に入るとパタリと人影がなくなりました。
「
大幸田峠」まで急斜面の下りが続き、上から見下ろすだけでも恐怖心が出るし、それまでの疲労もあって足を踏ん張るのが大変になってきました。
そしてついに太ももが攣る手前になって、ペースを維持して歩き続けるのは難しくなり、頻繁に足を止めてストレッチやマッサージをしながら進みました。
苦難の山行は【後編】に続きます アキノキリンソウ