くんま水車の里から鳶ノ巣山・大日山を稜線縦走 急登と藪漕ぎを満悦
GPSコース図(反時計周り)
先週は突発的なことがあって出発直前に山歩を中止していただけに、思い切り山中を歩き回りたいと待ちわびていました。寒い時期だからこそ歩ける険しいルートを考えた時、2年ぶりとなる「
鳶ノ巣山(とびのすやま)」を選びました。
道の駅「くんま水車の里」が起点
東海自然歩道の「黒滝」に立ち寄る
画像クリックで黒滝全貌
愛知県との県境の稜線を湖西連峰から北上して繋ぐため、東海自然歩道から鳶ノ巣山の東尾根を辿り縦走したとき、その道のりの厳しさや雰囲気がとても気に入っていました。2度目となる今回は東尾根を往復することにしました。
鳶ノ巣山東尾根登山口へ
峠から赤テープ赤リボンを頼りに薄い踏み跡に入りますが、いきなり厳しい急登です。すぐ横を通る林道は遥か下に見えてアップダウンを繰り返して鳶ノ巣山山頂を目指します。
薄い踏み跡を見極める
急登の連続
県境の稜線に合流する道標
最も厳しい急登は壁のように立ちはだかり、樹木につかまって助けてもらいながら登ります。その導入部分がトップ画像2枚目です。
山頂まであと少し
見晴らしのない山頂に到着
峠へ戻る復路は急な下りを慎重に足を運びました。思っていたよりは怖さもなくルートも正確に辿れました。峠から
大日山への稜線ルートは初めてなので、地形図で確認しながら進むことになりました。草木が踏み跡を覆い、この時期以外はとても歩けそうもないルートです。
稜線だと確信しながら進む
ピークの巻き道は斜面をトラバース
激しい藪漕ぎでハイドレーションのキャップを紛失
苦戦した急登
急登を終えると平地に
いきなり現れた山頂プレート
山頂に着いて一安心
正直途中で違う山に向かっているのかと不安にもなりましたが、ちゃんと稜線を辿れて自信になりました。藪漕ぎや滑落の危険箇所、急登もあって厳しいルートでしたが歩けたことに感無量です。
山頂直下には神社があり、以前は表札もなく名前が不明でしたが、リフォームされて「
大日堂」と書かれていました。
大日山の山頂直下「大日堂」
かって地理院地形図には「天日山」と表記されていましたが、それも訂正されて現地表札のとおり正真正銘の大日山であることが明らかになりました。当ブログ記事も全て訂正させていただきました。
鳥居のある参道で下山
以前から林道が迷路のように入り乱れている山でしたが、さらに増設されている様子でした。林道歩きを嫌って参道を使って下山し、峰神沢・上神沢を通って、くんま水車の里へ戻りました。
登山口に出ると見晴らしが開けた
峰神沢を下る
登山口から道の駅まで戻る舗装路歩きは長く、陽射しの中汗ばみながら歩いたのは正直しんどかったです。熊まで林道で戻った方が楽だったと思います。ただ、秋葉山に纏わる燈塔を見られたのは良かったです。鳳来寺山、奥山方広寺へのかっての参道を示しています。
天竜東栄線へ合流箇所
熊の旭バス停前
※ 林道で周回したときの記事
※ 大日山と枯山を歩いたときの記事
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