過酷な猛暑の中を秋葉山と犬居城址を歩く!熱中症対策と呼吸法で乗り切った夏のハイキング

ゆかみたけし

2019年08月03日 19:16

梅雨が明けてから猛暑日が続いています。
厳しい暑さの中、野外での運動は<熱中症>のリスクもあり、低山登山やハイキングはオフシーズンと考えます。

しかし、習慣とは恐ろしいもので、休日になると無理のない範囲で歩きたくなってしまいます。
月も変わったので、恒例としている春野町の秋葉山登山を楽しむことにしました。
暑くても寒くても、四季通して気持ちよく歩かせてもらえるお山です。


秋葉山本宮秋葉神社

GPSコース図:右上クリックで拡大

昨年を振り返ると、近くの手頃な場所ということで「奥浜名自然歩道」に出かけたものですが、結果的にはかなり厳しい山行になったものです。
おかげで体力の向上を感じられ、夏バテなどの体調不良とは無縁で過ごすことができました。

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2018/08/03


曇り空 早朝25℃の気温の中スタート

秋葉山表参道の往復だけでは物足りないと思い、「東海自然歩道」で結ばれている「犬居城址」も歩くこととし、「春野ふれあい公園」からスタートです。


「犬居城址」入口(東側)の道標と石碑


白く霞んで展望はない


西側の出入り口には鳥居と祠(石像)

「犬居城址」の東海自然歩道のコースは、薄暗く湿っぽく草が生い茂り、足元が見えなくなる箇所もあり、復路は使用したくないなと思いました。
後にそのとおりとなります。
城跡独特の地形のアップダウンを繰り返しますが、良いペースのまま通過しました。
コースについての詳細は下記記事が詳しいのでご参照ください。

2017/09/21


秋葉山表参道駐車場

一般的にはこの「秋葉山表参道駐車場」に車と停めて表参道を往復します。
車はまだ1台もなく、自分が当日の1番手と知りました。
登りでは軽装なトレランの人が抜いていきました。

表参道の急坂を登り始めてしばらくすると、今日はやけに疲れるなと感じ、異常なまでに吹き出す汗に気づきました。
頭や顔からボタボタと大粒の汗が足元に落ちていきます。
汗ふきタオルはすぐにびっしょり濡れ絞れるほどでした。
気温は相当上がったと思われ、湿度の高さも感じました。

いつもよりペースが悪く、歩くことに集中(特に呼吸)したために写真撮影は全くしませんでした。
強く息を吐き出すことで、新鮮な空気を体内に取り入れ(鼻から)、呼吸の乱れを安定させます。


大きなカエルが横断

大量の汗を出すことで、体内の水分量が減少して<脱水状態>にならないように、水分と塩タブレットの補給は十分に行いました。
私が持参するのは、ミネラルウォーターと麦茶、スポーツドリンク、ゼリー飲料です。
テレビで山岳ガイドの方のオススメで知った、熱中症予防と害虫予防を兼ねた「扇子」の持参も最近始めました。

下山時は、まだ馴染みきらない新しい靴のため、足先の痛みのためゆっくりペースです。
また、ペットボトルの水分を氷らせておいたので、手で持ちながら溶けた分を飲んでいく方法をとりました。
本来なら万一転倒の時を考えて手はあけておきたいのですが、それ以上に厳しい暑さに対応しなければならなかったのです。
このような過酷な天候でも多くの人とすれ違い、秋葉山が慕われていることを感じました。



歩いた総距離は15.3km、所要時間は5時間25分、累積登り・下りは1,361m・1,357m、歩数計は26,764でした。
平均速度が2.8kmなので、厳しい環境の中、自分が思ったほど悪いペースではありませんでした。


春野ふれあい公園に戻る

足の痛みと体力的な限界で、東海自然歩道の往復で「犬居城址」の通過はやめてショートカットで「春野ふれあい公園」に戻りました。(GPSコース図参照)
疲れはしたものの、熱中症にならずに済んだのは対策に間違いがなかったと思います。
ただし無理は禁物で、無理のない場所・コースを選び、準備を怠ることなく歩かなければならないと改めて思いました。
厳しい猛暑はまだ始まったばかり、熱中症をはじめ体調管理には十分気をつけて過ごしましょう。

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